ご縁をいただいた方(法名 釋精貢)のご家族よりご依頼を

受け、納骨のため、市内にある墓地へ住職と坊守が出かけ

ました。

 

納骨には、故人の家族や親族が、小学生から大人まで総勢

20名以上も来られていました。その中には、ご遠方からの

方もみえました。

 

読経の前、住職より参詣者の皆様へ、お一人ずつ焼香をし

てくださいとお話をしました。一人ひとりが焼香をするこ

とで、今日この日がそれぞれの心に残るからです。

 

住職が墓前でお話をしました。

ひとつは数珠は合掌した両手に掛け房は下にし,合掌した

手が離れないように,また両手を合わせ数珠を掛けること

は仏様を自分一人で独占しないこと,さらに隣人に対して

威嚇や暴力行為をせず平和を願うことなどを説明しました。

 

もうひとつは焼香の作法は各宗派によって異なりますが,

我が真宗大谷派では合掌し一礼後,抹香や沈香をいただく

ことはせず,2回焼香します。その後,合掌し一礼をしま

すと伝えました。

 

三つ目は小さなお子様から大人の方まで、またご遠方から

も、様々な世代が納骨のために墓地へ集まることができた

のは、故人の逆縁を通じて,多くの方とご縁をいただくこ

とができましたことを寺から深く御礼申し上げました。


また、子どもが大人と一緒に仏事の経験を重ねていくこと

で、我が宗派の教えが相続されていきます。このような機

会を大切にされ,亡くなられた方との再会を続けられるこ

とを願います。南無阿弥陀仏。

 

天候が心配されましたが、大きく崩れることはなく、無事

に納骨の仏事を終えることができました。ありがとござい

ました。