午後,住職さんと総代さんが眞養寺に来られました。第二次

ベビーブームの世代以降が寺とご縁を結ぶことができない。

このままでは「寺離れ」が進む。

 

また「仏壇じまい」も「墓じまい」も加速している。このま

までは寺の行く末が心配であるとのこと。お手次寺と門徒が

ご縁を結ぶにはどうすれば考えられていろいろと話し合いま

した。

 

墓を創らない人も増え,仏壇を持たない人も増えている。骨

をどこに納骨したらいいのかわからなくなっています。葬儀

後,墓に納骨して葬儀が完了しまます。今は納骨する場があ

りません。

お手次寺に「納骨できる場を創ってくれ」と言われる方が増

えました。墓を持つより寺に「お骨」を預けたいというご門

徒が増えました。確かに墓の花,掃除などする手間が省ける

と言う方も多いし,少子化もあり墓を守れないと言われます。

 

そこで眞養寺がどのように考えているかと尋ねられました。

火葬の習慣は奈良時代に富裕層からはじまり定着したのは明

治以降,それまではほとんど埋葬で納骨は火葬の普及と関係

しています。「お骨」をどうするかです。

 

火葬後のお骨をどこに置くかと言うことで墓も普及し,また

全国各地の寺院が「納骨堂」をつくり「各宗派の本山納骨」

が一般的になりました。

そこで,ご門徒のご縁をより強くするために各寺院も納骨堂

を創るようになりました。眞養寺は「堂内墓所」または「預

骨所」と言っています。

 

人は49日をかけて仏様なります。33年かけて大地に戻りま

す。これで土に戻ることです。眞養寺は33年が過ぎれば

「本山の須弥壇に納骨すること」をすすめています。

 

寺にご参詣をしていただくことですべてのご門徒さんのご先

祖が「お手次寺」に阿弥陀様と共にいる事になります。それ

でいいのではと考えています。ともに南無阿弥陀仏です,阿

弥陀様に帰依しましょう。