毎年,報恩講前にご門徒さんと有縁の方に真宗教団連合が
毎年発行している法語カレンダをお届けしています。
この法語カレンダーは、1973(昭和48)年、親鸞聖人御
誕生800年と立教開宗750年を記念して我が宗派の教えを
広め身近に感じていただくことを目的で第一号が発行され
ました。
今年の法語カレンダー表紙
毎年テーマを変えてお届けする法語を楽しみにお待ちする
人も多く全国的には年間200万部超の発行部数となってい
ます。市販の書籍で言いますと大ベストセラーです。
当寺も毎年購入し、配布しています。法語カレンダーも、
仏事のご案内や寺報、ブログなどと同様に、教化活動の大
切な一つとなっています。
今年3月の法語は「南無阿弥陀仏が私の救われるしるしで
あり,証である」
阿弥陀様とは、私たちが親や配偶者、子ども、先祖等に感
謝したり、大切に思う心であり、この心は行いを通じて社
会との葛藤や生きづらさのなかで感謝されることを知り尽
くした人々が手を合わせることから「南無阿弥陀仏」と唱
えます。
念仏は、阿弥陀様に帰依すること、それは感謝を伝える言
葉だと考えます。我が宗派・真宗大谷派の宗祖親鸞聖人は
このお念仏の教えを、世に説き続けました。
お彼岸明けで,本堂の阿弥陀様に手を合わせ、自分が生き
ていく上でこの教えが心の糧となることを再確認し、生き
ていきたいと思います。
法語カレンダーの言葉に学び伝えていくことも大切なこと
だと,毎月の法語の言葉で我が身に照らし,精進して参り
ます。