ぞうたん」と聞いてなんのことだかわかりますか?

最近の生徒の中でのちょっとした流行り言葉です。

ただし、これは新陽高校でのみの話です。

 

漢字で書くと「増単」。

そうです、「増加単位」のことです。

 

例えば、

生徒「先生、それ持ちます!」

先生「ありがとう」

生徒増単ね、増単!

とか

 

生徒「先生、お菓子ちょうだい! あ、増単欲しい!」

とかとか、こんな具合です。

※去年はまでは「単位欲しい」だったのですが、

 今年はさらに貪欲になっているようです。

 

増加単位とは

検定資格取得学外での学修

インターンボランティア体験

決められた科目の単位にプラス増加)することです。

例えば英検準2級を取得すると、

英語の科目に2単位プラスされます。

 

法律上、卒業に必要な単位数は74単位

もちろん様々な条件があるのですが、授業での単位修得のほか、

学外での学びや活動、資格を取得して「増単」することによって、

卒業に必要な単位を「稼ぐ」ことができます。

つまり学校で受ける授業を少なくすることができるわけです。

 

22年度からスタートした単位制。

同時に増加単位の仕組みもスタートしたわけですが、

22年度該当者2名のみ

23年度該当者15名(17件)!!

こんなに浸透するとは予想外でした。

 

23年度の「増単王」は6単位を獲得した男子生徒。

255時間のボランティアを行い、

ボランティアの増単としては学校が

認める上限の「6単位」を獲得しました。

学外での学修「5単位」を獲得した生徒もいます。

まさに増加単位のシステムをうまく使って

グラデュエーションポリシーにもある、

自ら学習を設計し、学び続けられる生徒」を体現しています。

 

 

 

いわゆる「ギャル」っぽい生徒たちと

いわゆる「フツー」っぽい生徒たちとの間で

最も使われる「共通単語」が

単位」や「増単」です。

 

日常会話で「単位」や「増単」なんて単語が出てくる高校生います?

 

単位修得増加単位についての

意識の高さは日本一だと思います。