シールドとオープン | Official Blog

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気の向くままに更新!

シリーズ全部合わせると小論文かっ!?って言うぐらい長くなってますが、まぁまぁ大事なこと書いてるので今日もしっかりお勉強していきましょう(*´∀`*)ノ!
これまで書いてきたこと、これから書いていくことのすべてが組み合わさることで、リールチューニングがさらに理解しやすくなると思います♪

な・の・で・・・

読み飛ばし厳禁です(笑)

さて、本題!

ベアリングを交換するとき、多くの方が気にする事がありますよね・・・?

シールドがいいのか?

オープンがいいのか?

一番分かりやすい違いなだけに慎重になってしまいますね・・・。

では、それぞれのメリット・デメリットから比べてみます!

シールドは異物が侵入しにくく(絶対にしないわけではありません)、さらにオイルが抜けにくい反面、異物が侵入した際には洗浄しにくい。

オープンは洗浄しやすい(高メンテナンス性)が、異物侵入やオイルの抜けが起こりやすい(=痛みやすい)。

お互いに相反する性質を持っていると言えますが、あくまで『~しにくい』だけで絶対ではありません。

ということは、本質的には変わらないと言えます!
ただし、オープンは異物侵入の頻度がシールドより高いため、僅かにベアリングの劣化が起こりやすいです。

また、シールドよりもオープンのほうがよく回ると言われますがリール用ベアリングのシールドは構造上、外輪に対して嵌め込み、またはCリングによって取り付けてあり、内輪や内蔵されているボールには接触していません。
ということは、シールドを外しても回転は変わらないということになります。

シールドだと回転した際に、内部の空気が滞留し回転を妨げると言われることがあります。しかし、すき間があるので回転や遠心力などにより力がかかれば空気は逃げていくことになるはずです。

オイルの抜けについては水のように表面張力が働きにくい油分はベアリングの回転程度では、すべてが無くなるということはなく、適正量であればそのほとんどが揮発により減っていくことになります。
よく言われる『一滴注す』ですが、普段コレの1/4~1/2くらいの量で使用してますが、1日使っても油膜切れは起こりません。(こまめにメンテナンス出来ない方にはおすすめしません)

じゃあ、ベアリングの周りに飛び散ったオイルはなんなのさぁ!?って話ですよね~(´・ω・`)

単純に注しすぎです!!

メンテナンスが面倒だから、少し多めに注しとこう!なんてもってのほかです。
低粘度オイルですらベアリングにとっては抵抗ですから、適正量(1滴程度)でこまめにメンテナンスしてあげるのがベストです。

抵抗になるということは、ベアリングが回りにくくなるということ・・・。
ラインを引っ張ってくれるウェイトがあるルアーならいざ知らず、超軽量のベイトフィネスなんかだと致命的な違いとなります!
これが回らないベアリングなら、なおさらです。

オープンはシールドに比べ、オイルが飛び散りやすいのは明白ですが・・・

簡単には油膜切れを起こさないことから、オープンは回転により内部のオイル量が適正量になりやすいと言えます。

その結果、回転が良いように感じるのかも知れません!
ただし、揮発性の高いオイルは樹脂を痛める可能性があるので飛び散った場合はすぐに除去してあげてください。


オープンとシールド・・・

どっちを選ぶか迷ったときは、まずはメンテナンスの頻度を基準に選んであげるといいですね♪

もうベアリングについては書くこと無いかな~って思ってたけど、以前説明した『精度』について軽く補足しておこうと思います。
軽くなので、多分短いです。

次回、『JISが支配する世界!!』

まだ続くよ(笑)