なぜ、2人の少年は同じ練習してるのに、 同じように上達しないの? | スペイン1部でトレーナー10年 千葉 パフォーマンスを上げるにはまず体を楽に使えるようになる事 ケガする選手には同じ原因あり

スペイン1部でトレーナー10年 千葉 パフォーマンスを上げるにはまず体を楽に使えるようになる事 ケガする選手には同じ原因あり

スペインリーグで10年、Jリーグでのトレーナー時に、トップの選手はなにかしらケガを抱えてる選手多いものです
またケガをしない選手というのは、体を楽に動かす術を心得ています。ケガをしない体へ…

こんにちは

サッカー日本代表の平壌での試合が

中止になりましたね、、


10年前に所属してたチームに、

北朝鮮代表の選手が居ました。

その彼(在日朝鮮人)は、代表の試合に

行く際、いつも、、


テーピング持ってっていい?と言って、

自分が巻くテーピングを
持参して行ってました

(トレーナーがいるようないないような感じで
自分で巻くしかない)

たしかW杯予選で、日本と日本国内で

試合した際に彼は、一度平壌に戻り、
チームと共に、日本に来ました。


成田空港での検閲の際、、、あらゆる物を没収された、、と

少し怒ってたのを思い出します、、

そんな物まで没収するかと、、、

その事で、俺は日本に生まれて、

日本はとても好きだけど、少しだけ

日本が嫌になった、、、とも言ってました。

その入国管理の場に居た、日本政府の人?も、

申し訳なさそうにしてたとか、、

お前ら、第2戦の平壌で空港で全て取られるぞ?!

と、まあそうなるわなと思ったものです。

平壌開催がなくなってよかったのか、、
日本にとっては良かったのでしょうね、、、


 

 

本題です、、、


海外の文献で、面白そうなのがあり、訳したので
読んで頂ければ、、と思います。

まあ答えはないのですが、、、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なぜ、2人の少年は同じ練習してるのに、
同じように上達しないの?

一般の指導者、監督達が最も訴える、
質問である(とりわけ育成年代にて)

どの練習メソッドが子供達の
能力を上げるのに理想なのか、、
教える-学ぶと言う事に際し、
どういう方法論をデザインしていくのか、、

それらの質問に対する答えとして、
目標を達成する方法論は、、、

育成年代においては、
まず何はともあれ教育が勝つことより大切。
その上で選手達の運動能力、技術、戦術、
メンタル向上の方法論を、、、と言う事になる。


しかしながら、、、今日の現実において、
それらのはっきりとした答えは存在しない。
それが答えである。

世界中で、あらゆる指導者達が、
あらゆる量のメソッドで子供達を指導している。
このメソッドが、、というのは存在しない。

たぶん、言える事は、何が最高のメソッドかを
証明するのは不可能と言う事。

特定のチーム、特定の選手において
何が最適のメソッドかを示す事も難しい。

それは、どのメソッドが有効なのかを
明確にするには、、
比較する2つのグループが均質性(統一)
でないとならない事。

同じ地点から始める、
同時に違うメソッドで始める、、
事で評価する事が出来、
最終的にどちらのグループが
上達するかというのが分かる。

でも、、、
それは現実的に不可能な事である

まず最初に、同じ地点から始める
二つのグループと言うのは存在しない事、
二つ目は、子供の発達というのは、
練習内容だけではないと言う事。

練習時間が、同じで同時に終わった子供達が、
一人は親の車で帰る、もう一人は歩いて帰る、、
もうそれだけで、違う運動機能の発達に
影響し選手の成長に変化がでる。


1人の子供が、練習前ソファーに座り、
ゲームをしている、、、

もう1人は公園で遊んでいる、、、

2人は同じ発達状態にはならない。
(いくら練習が同じでも)

言いたいのは、均一性のある二つのグループが
あったとしても、練習内容以外の外的要因を
排除するのは不可能でしょう、、、

かつそれらの外的要因は、
子供の形成においてとても
重要な事でもあります。


典型的な例として、、、
小さな頃からサッカーをしてる双子のケース。

なぜ、2人は同じ監督の下、
同じメソッドで練習してるのに、
1人はもう一人より上手なのか、、

1人はその子に最適なメソッドであり、
もう1人は最適ではなかったのか、、
それは誰にも分からない、、

たぶん、それらの双子に行ったメソッドは、
適切だったでしょう、、
ただ単に、2人の内1人の方が、
より多くの運動経験をしたと言う事でしょう。

2人の双子は、最初の練習時には
同じ様に動き、ボールを蹴っていた、、
しかしながら同じ練習にて4年後には、
1人の方がもう1人より上手になってる、、

なぜか、、
2人は、同じ練習をしていた、、、
なぜ同じく成長しない、、

その答えは、、
複雑ダイナミックシステム
(complexdynamic systems)と
呼ばれる物であり、そのプロセスは

非線形思考(創造的思考)

であるからなのです。
(ちなみに線形思考は論理的思考

サッカーは、例えると、
非線形思考(創造的思考)のスポーツで、
複雑ダイナミックシステム
(complex dynamic systems)なのです。

さらに、今回のケースは、
人間としての複雑ダイナミックシステムです。

人間の特性として、生まれつき
持ってるものに大きく左右される
さらに、その特性は
非線形思考(創造的思考)であるでしょう。


つまり、もし大砲を使って、弾を発射したとします。
(決まった弾の重さ、決まった速さ、決まった軌道にて、、)
さらに、2発目を、最初と同じ、
弾の重さ、速さ、軌道で発射する、、

何が起こるでしょう?

2つの弾は、同じ場所に落ちるでしょう、、
それを動的線形思考。

しかしながら、もし気象条件を
操作出来るシステムがあり、、、
(気温、風の強さ、湿度、、)

1発目とほぼ同じ条件で発射したが、
落下地点は大きくずれて違う地点に落ちる、、

この事を、動的非線形思考。

初期の条件(生まれつき等)は
非常に敏感である。

ほんの小さな違いから、
結果的に大きな違いになる。

6才の2人の子供が、同じ様にプレーしていたが、、
12才で2人に差が出来て来る、、

小さな"違い"が、時間と共に、
大きな"違い"になる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

線形思考と非線形思考は、いろいろと聞きますが、、、
両方大切なんでしょうね、、

では!