身体の無理な負担をなくすには ~力を逃がす~ | スペイン1部でトレーナー10年 千葉 パフォーマンスを上げるにはまず体を楽に使えるようになる事 ケガする選手には同じ原因あり

スペイン1部でトレーナー10年 千葉 パフォーマンスを上げるにはまず体を楽に使えるようになる事 ケガする選手には同じ原因あり

スペインリーグで10年、Jリーグでのトレーナー時に、トップの選手はなにかしらケガを抱えてる選手多いものです
またケガをしない選手というのは、体を楽に動かす術を心得ています。ケガをしない体へ…

 

我々人間は、4足歩行から、2足歩行へ

進化していきましたが、その過程で

大きな力を発揮する為

 

「てこの原理」

 

を行うようになり、

力の支点を作るようになってしましました。

 

 

何か大きな力を無理な態勢で、

行おうとすると、当然ながら支点となる部分

には大きな力が掛かり、

ケガへと繋がっていく、、、と想像できますよね。

 

 

ではその力を逃がす動作=

ケガを防止するとして、

究極の力を逃がす動作とは?

 

倒れる事です。

 

相手との接触プレー、タックル等で、

倒れた選手は、ま~あ関節等ケガしません、、、

 

 

逆に、相手に負けない為、

不意に踏ん張ったりしたせいで、

膝、足関節、筋肉、、等に負担が来て

ケガしています。

(倒れても、擦り傷や打撲のケガはありますが、、、)

 

 

少なくとも、関節や筋肉系のケガは

防げる可能性高いです。

 

しかしながら、いつも倒れてばかりじゃあ、

ケガは防止出来ても、、、です、、、

 

 

力を逃がす動作の例として、、、、

野球の外野のバックホーム時の送球、、

 

 

右利きの野手が、左手でボールを受け、

右手に持ち替えて、ホームベース目掛けて、

ボールを投げます。

 

 

左足が軸足となり全力で右腕を振って投げ、

投げた後、軸足である左足で踏ん張ってたら、

関節という関節には相当な負担が

掛かってくるのは想像できると思います。

 

 

それを防ぐため、右手で投げたと同時に、

体全体が左回りに回転して跳んで着地、、、

 

最終的に軸足に来てた力を、

跳んで逃がしてると言う事です。

 

 

体のどの部分の関節も、

可動域いっぱいまでの負担がなく、

全身が繋がって力を逃がす

 

 

 

これを意識せず自然と出来てる選手と、

出来てない選手が居て、後者が少しづつ

ダメージを受け続けてる、、とも言えます。

 

 

一つの関節が動き、その隣の関節が動き、

さらにその隣の関節が、、、と

 

各関節の可動域の最大まで使う前に、

各々の関節が動くようになってますが、

それが間に合わない時に、

 

前途の跳んで回転して力を逃がして

関節等の負担を逃がす動きが重要になってきます。

 

 

そういった自分の動きってどうなのか、、、

出来てないなら、意識してやってみる事ですね、、

特にケガ持ちの選手達は、、、

 

 

これサッカー等の女子選手の膝のケガも、

こういう動きを少しは意識する事により

予防出来る思います。

 

女子選手は筋力の問題で、

うまくストップ出来ない、、ではなくて、

最終的に膝に掛かる力を空中に逃がす、、、

 

 

その為には、日々のトレーニングも、

部分を意識したトレーニングではなく、

 

背骨を介した、

股関節、肩関節が連動する

 

 

ような事を意識したトレーニング等が

必要になります。

 

 

もちろんどこどこを鍛える、、、

はありますが、それと同時に、

体全体が連動して動くには、、、

という視点で考える事も必要です。

 

 

昨季前十字靭帯の手術をした

ベテラン選手の膝が、復帰過程で、

思わしくなかった事もあり、

 

 

途中から、この力を無理なく各関節に受け渡す、、、

という事を目的に、徒手エクササイズを(1対1で)

練習前に取り入れ、その後のシーズンを

試合に出つつ過ごす事が出来ました。

 

 

出来るだけ

 

”支点“のない動き、

一つの関節に負担が来る前に

次々と受け渡す動作。

 

 

これにより、関節、筋肉に必要以上の

負担がかからなくなります。

 

動きをみる視点として!