Good News!!!救出された家族の気持ちを思うと、思わず泣けます。


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チリ北部にある鉱山の落盤事故で、地下に閉じ込められている作業員33人の救出作業が12日午後(13日午前)、地表から掘削した縦穴を使って開始、13日午前0時(同正午)すぎ、1人目の作業員が無事に救出された。8月5日の事故発生から69日ぶりの救出で、地下約700メートルからの「奇跡の生還」にチリ全土がわいた。

 救出作業ではまず、掘削した深さ約620メートル、直径70センチの縦穴に、長さ約4メートル、重さ約450キロのカプセルを挿入。地下に降りた救助隊員が、作業員33人のうち気力、体力ともに最も充実していると判断されたフロレンシオ・アバロス氏(31)を最初の引き上げ者として乗せた。

 同氏は、全身を外気や日光から完全に保護する特別な服を着て、ゆっくりと上昇。およそ20分かけて地上に到達した。カプセルが姿を現し、扉が開けられて救出が確認された瞬間、現場にはサイレンが鳴り響き、待ち構えていた家族や関係者から大きな歓声が起き、涙を流す場面もあった。

 救出された作業員は、現場に設置された診療所で医師の診断を受けた後、2~3時間、家族とも対面。その後、約50キロ離れた市内の病院に運ばれ、2日間入院する。

 チリ政府は引き続き、作業員らの引き上げ作業を約48時間かけて行う。

 事故は8月5日に発生。作業員の捜索のためドリルで穴を掘り進めたところ、同22日に「33人は無事」と記されたメモがドリルに取り付けられているのがわかり、生存が確認された。

 当初、救出は4カ月後のクリスマスごろとみられていたが、チリ当局が縦穴の掘削を不眠不休で進め、救出の前倒しに成功した。