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これ漫画の世界の話じゃん! 今からご紹介する出来事を聞いた後、多くの人がこう思うことだろう。
2013年2月7日イギリスのウィズビーチという町で、John Woodさん(37歳)という男性がフィッシュ・アンド・チップスを買った。フィッシュ・アンド・チップスとは、白身魚の切り身フライとフライドポテトのことで、イギリスで有名なファーストフードである。
そのおいしいファーストフードを手にWoodさんがお店から出ると、4人の男が近づいてきて、財布を出すよう要求してきたらしいのだ。これはなんとも運が悪い……。
■フィアンセからのメッセージ
ちょうどその時、Woodさんの携帯電話が鳴った。それに気づいた強盗4人組は、財布に加えて携帯電話も差し出すようWoodさんに要求。すると、Woodさんは強盗4人に対して「欲しいなら、かかってこい!」と言い放ったのだ。
ちなみにこの時、携帯電話に届いたメッセージについてWoodさんは次のように話している。
「皮肉にも、それはフィアンセからの『そこは危険な場所だから、気をつけてね』というメッセージだったんです」
■1対4の壮絶なる戦い
「かかってこい!」と言ったWoodさんに対して、男4人が本当に飛びかかってきてしまった! ここからの超絶展開はWoodさんの言葉を通して、見ていくとしよう。
「(10代のころ)少ししか合気道をやっていなかったのですが、最も必要な時になると、人はすぐに思い出すんですね。相手が一斉に私に襲いかかってきたので、そのうち二人の脚をキックしました。合気道で学んだことを思い出し、ひざを狙ったら、その二人は地面にへたり込み、立てなくなっていましたよ」
「しかしその時、3人目の男が私の顔をぶん殴ってきたのです。私は振り向き、その男を殴り返しました。すると彼は倒れました」
「そして再び振り返ると、最後の一人がナイフらしきもので、私の横腹を刺してきたのです。私はもう一度刺してこないよう、その男の手をグッとつかみました」
「私は自分でその鋭利なものをお腹から抜き取り、相手の武器を奪いました。そしてその男を打ちのめしてやりましたよ。確か相手は気絶したと思います」
「それから私は車に乗り込み、その場をあとにしました。この戦いのなかで、手に持っていた食べ物は一切落としてません。すべて片手で、4人を片づけました」
■最後の最後までカッコイイ
この後、Woodさんは車を運転し無事に帰宅。フィアンセのClaire Uptonさんによると、帰ってきた時Woodさんは何事もなかったかのように振る舞っていたらしいのだが、Claireさんはその異変にすぐに気がついた。
Woodさんは病院に行くのを一度は拒否したが、致し方なくのちに自分で車を運転し、病院へ向かった。この一連の流れを振り返って、Woodさんは次のようなことを話している。
「これが私ではなく、他の人に起こっていたら、どうなっていたんだろうと考えるのが怖いです。(最初は)フィアンセのClaireが、フィッシュ・アンド・チップスを買いに行くと言っていたのですが、それはあまりに危険だと私が止めました。もしあの時、彼女に買い物に行かせ、強盗たちに襲われていたら、私は私を決して許せていないでしょう」
なっ、なんなんだ! この漫画展開は! そしてなんなんだよ、このWoodさんのイケメンっぷりは!! いろんな衝撃が詰まった今回の事件、きっとこれから多くの人の語り継がれ、Woodさんはきっと “生きる伝説” になるに違いない。
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うーん。かっこいい。。