24日に、ランディーパウシェ教授の最後の授業について載せました。彼は昨年の9月に余命3ヶ月~半年と言われたのですが、今日、新聞を開いてみて、パウシェ教授が25日に亡くなったそうです。彼の本を買ったのが最近だったので、たまたま24日に載せたのですが、その翌日の25日に亡くなられたとは、ビデオにも映っている奥さんと3人のお子さんのことを考えるとなんとも悲しい気持ちになります。しかし、彼のメッセージや最後の授業が、今後も多くの人々に勇気を与えてくれると思いますし、少なくとも、僕は大切なことを学ばせて頂きました。感謝の気持ちでいっぱいです。ご冥福をお祈りするばかりです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2008072802000089.html?ref=rank
今日はこんなお話を載せます。
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友人のポールは、クリスマスイブにお兄さんから新車をプレゼントされました。 ポールがオフィスから出て来ると、みすぼらしい格好の少年が、そのピカピカの車のまわりを歩き回っています。 よほど気に入ったらしく、ポールに話しかけてきました。
「これ、おじさんの?」
「そうだよ。兄貴からのクリスマスプレゼントさ」
「ええー! こんないい車、タダでもらったの? 僕も…」
少年がそこまで言いかけた時、ポールは思いました。
(僕もそんな兄さんがいたらなあ、と言いたいのだろう)
ところが、少年の言葉にポールは耳を疑いました。
「僕も…そんな兄さんになりたいな」
ポールは驚いて少年を見ると、思わずこう言いました。
「車に乗ってみたいかい?」
「本当? 乗せて!」
車を走らせてまもなく、少年は目をきらきら輝かせながら、ポールに尋ねました。
「おじさん、僕の家まで乗せてってくれる?」
ポールはニヤリとしました。
(なるほどな。きっと、こんな大きな車に乗って帰ってくるところを、近所の子供たちに見せたいんだろう)
しかし、その憶測はまたもやはずれたのです。
「前に石段がついている家があるでしょう? あの家の前で、ちょっと待っててくれる?」
少年は車を降り、駆け足で家に入って行きました。
しばらくすると、今度はずいぶんゆっくりした足取りで出てきます。
足の不自由な弟を背負ってきたのです。
少年は弟を石段の一番下に座らせ、車がよく見えるように弟の身体を支えました。
「ほらね、すごい車だろう。おじさんのお兄さんがクリスマスプレゼントにくれたんだって。タダでだよ。いつか、僕もお前にあんな車、買ってやるからね。そしたら、お前だって僕がいつも話してやっているいろいろなものを、自分の目で見られるんだ」
それを聞いたポールは車から出ると、少年の弟を抱き上げ、助手席に座らせました。
少年も目を輝かせてその横に乗り込み、三人はドライブに出かけたのでした。一生想い出に残るドライブでした。
クリスマスイブの日、ポールは、このイエスの言葉をしみじみと実感したのです。
「受けるよりも与えるほうが幸いである」
ダン・クラーク