ついについにあと2日です。
ないても笑ってもあと2日。

4/9 埼玉スーパーアリーナ
日本が誇るボクシングWBAミドル級スーパー王者の村田諒太が、
IBF王者、帝王ゲンナディゴロフキンと激突します。

これは日本で行われるボクシング興行としては、
1990年のマイクタイソンvsジェームスダグラス以来の
超ビッグマッチです。

なにせ日本人が、ミドル級という階級で、帝王に挑むんですからね。

かつて日本人には不可能とされたミドル級で王者となった
竹原慎二は、防衛回数0で終わったものの、未だにレジェンドとして
君臨しています。
ミドル級で王者となることは、それだけの偉業なのです。
竹原は初防衛戦でウィリアムジョッピーにKOされます。
ミドル級の層の厚さを思い知らされた衝撃のKOでしたが、
そのジョッピーですら、フェニックストリニダードには手も足もでず
KO負け。ミドル級の恐ろしさをさらに知ることとなります。

さて、村田が挑むゴロフキンは、ジョッピーとは比較にならない、
また当時のトリニダードをも上回る実力と実績と知名度を
兼ね備えた、まさに帝王です。

正直、勝てる見込みは多く見積もっても30%かと。

しかしファイトスタイル的にはかみ合うタイプです。
村田がカネロやアンドラーテ、ジェイコブス、サンダースとやっても
まぁ勝ち目はないでしょう。技術で圧倒されます。
逆に、小細工なし、真っ向勝負のゴロフキンのほうが、
同じくパワー勝負が売りの村田にとっては、同じ土俵で戦える、
これ以上にない理想に相手なんです。

村田が勝つには?

とにかく手数、ひるまずに前へ出ることです。
一発でゴロフキンをKOするのは絶対に無理です。
それはPFP No.1のカネロが過去2戦で証明しています。
また、ポイントアウトなんてのも無理です。
一発のパンチの強さであれば、村田はゴロフキンに引けを
取りません。
しかし頑丈さはゴロフキンに部があります。
なので同じだけパンチを当てたとしたら、先に倒れるのは村田です。
村田が勝つには、ヒット数でゴロフキンを上回るしかありません。
ゴロフキンの弱点とも言われるボディへの攻撃を
織り交ぜつつ、ゴロフキンを削りながら、とにかくパンチを
多く当てる、そして判定での勝利。
これしか望みはないでしょう。

それだけの相手ということ。

仮に村田が勝ったら?

おそらく今後20年、いや40年以上、その偉業が超えられることは
ないでしょう。
挑戦できただけでも偉業なくらいなので。


4/9
日本中が、世界中がこの一戦に注目です。