映画「歌声にのった少年」 | しんちゃんの弾いても弾いても

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エジプトでアラブヴァイオリンを学んだアラブヴァイオリニスト秦進一の活動あれやこれや。
日本人もどこか親しみを感じる情緒豊かなアラブの音楽を日々奏でています。

暑いですね。今日はしんきちさんのライブです。伊丹のインド料理店タンドリーディライトにて19時からです。カレー食べて暑さも吹っ飛ばしましょ♪


それとは別に今日は映画の話などしてみます。

ムハンマド・アッサーフと言うパレスチナのガザ出身の歌手を知っていますか?

中東版「アメリカン・アイドル」の「アラブ・アイドル」と言う番組でみごと優勝して、今や世界中を飛び回る歌手なのです。僕は恥ずかしながら知らなかったのですが…

彼の実話をもとにした映画『歌声にのった少年』が9/24から公開されます。昨日はご縁があってその試写会へ。

ガザで姉や仲間とバンドを組んで「カイロのオペラハウスにでる」というなんとも共感できる夢を持ったアッサーフ少年。しかし、姉の死やガザでの現実などが立ちはだかるのですが、「神に祝福された声」と言われるその声とたくましさで、いくつもの壁を乗り越えて何とか「アラブ・アイドル」に出場。しかもコンテストでは観客は興奮し総立ち!そして見事優勝!(実際にその様子はYou Tubeでも観れます)

多くのパレスチナ、中東の人々の希望となるという感動作です。

「ほんまこんなこと起こる!?」って疑ってしまうほど。音楽の力ってすごいなぁと改めて感じることとなりました。

映画で使われてる曲も僕らが知ってる曲もあったり、カイロの街並みが出てきたり、アラブ音楽好きにはたまらん内容です。
ガザの街並みや生活の様子なども出てくるのでとても興味深いです。

そして、この映画のシネリーブル神戸での公開を記念して、9/27に須磨のボナルーカフェで行われるイベントにしんきちさんとダンサーみのりさんと出演することになりました。詳細はまた追って。

悲しい現実が多い中東地域ですが、この映画では苦しいことが多い現実から喜びを勝ち取ると言う、最後は祝福に満ちたとても良い作品となってますのでぜひご覧になっていただきたいなぁと思うところでございます。

公開情報などはこちらから↓