皆さん、こんばんは🌝

季節外れの暖かさが続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?


以前のブログにて、令和15年(2033)に遷御が予定されている、第63回神宮式年遷宮の準備が始まったことをご紹介致しました。



遷宮の準備に際しての神宮大宮司の謹話が、4月15日に発刊された神社新報に掲載されていましたので、皆さんにご紹介しようと思います!💁‍♂️


神社新報より)



聖旨を拝して

-第六十三回神宮式年遷宮のご準備にあたって-

神宮大宮司 久邇朝尊


 次期式年遷宮のご準備を始める時期にあたり、去る一月二十二日拝謁を賜はり、畏くも「ご遷宮の準備が滞りなく進むことを願ふ」とのお言葉を、ご準備にあたる大宮司以下へのお心遣ひのお言葉と共に拝しました。お言葉を体し、その具体的次第についてお伺ひを差し上げましたところ、本日、御聴許の旨を賜はり、次期式年遷宮のご準備を神宮大宮司において取り進めることになりました。

 皇祖天照大御神をおまつり申し上げる神宮は、創祀以来畏き大御心を戴き、古儀を重んじ祭祀が営まれてきました。殊に、二十年に一度、宮処を改め、古例のままに御社殿や御神宝をはじめ一切を一新して、大御神のお遷りを仰ぐ式年遷宮は、天武天皇のお定めにより持統天皇の御代に初めて斎行されてより千三百年、国家国民の平安を祈り、回を重ねること六十二度に及ぶ長い歴史と伝統を有する、国を挙げての重儀として継承されてきました。

 前例によりますと、明春には御用材を伐り出す御杣山をお定めいただき、遷宮諸祭の嚆矢である山口祭・木本祭が斎行され本格的にご造営事業が始まります。このときにあたり、畏くも聖旨を拝しましたことは、誠に恐懼の念に堪へず、その責任の重さと使命の重大さに、身の引き締まる思ひがいたします。

 今後、三十に及ぶ祭儀や行事を重ね、令和十五年秋の遷御を目指してご準備に万全を期し、以って聖慮におこたへ申し上げる覚悟でございますので、国民の皆様の深いご理解と絶大なるご奉賛を賜はりますやう切にお願ひ申し上げます。


 令和六年四月八日



ご紹介した久邇大宮司の謹話の中で、特に大切なのは以下の点です⚠️


●神宮は、創祀以来陛下の大御心のままに、古儀を重んじて祭祀が営まれてきた。

●式年遷宮は、1300年間国家国民の平安を祈り、国を挙げての重儀として継承されてきた。

●陛下の御発意によって、式年遷宮が行われる。


神宮が他の神社と違う点は、神宮は陛下の祈りと共にあるという点です🙏

陛下は、只管に国安かれ民安かれと、国家国民の繁栄と平安を祈られているのです。


そして、本来は陛下御親ら神宮に奉仕されるところを、御杖代として斎王を、今日においては大御手代として祭主を遣わされています。

まさに、「大御心を体して神宮をいつき奉る」べく定められている制度に他なりません。



次期神宮式年遷宮の準備が開始されるに際して、是非皆さんも皇室に思いを馳せ、滞りなく遷宮が行われるよう見守っていただけたらと思います!🙇

さらに、神社・神道・神宮などについての正しい知識を身につけていただき、少しでも関心を持っていただけたら、これより嬉しいことはございません🥺🥺