一昨日は今年最後の空手の稽古でした。
今年の最初に5歳の子どもと一緒に始めた空手ですが、父親が一番楽しんでいるかもしれません(笑)。
理学療法士として、身体の知識や治療法などは知っているつもりですが、実際に自分の身体を上手に扱うとなると、かなり難しい。
自分の動くイメージと身体の動いた感覚を一致させるという練習に空手の型の練習がかなり良いです。
始めて1年なので、もちろんまだまだ下手クソですが、身体を動かすって奥が深いなーっと感じています。
自分でこう動きたいと思っても全然うまく動けないんです。
動きのスピードや力み、バランスなどなど。
それでも一年かけてコツコツ練習していたら、当たり前ですが、始めた時よりは上達してきました。
さて、今回はその身体を動かす「身体の使い方」の重要性について私見を書いていこうと思います。
健康のためには、運動が大事って言うのは誰しも頭では理解されていると思います。
運動習慣はもちろん大事なのですが、その運動の質についてはあまり気にしていない方も多いと思います。
気にしようにもどうしていいのかわからないって感じに近いかもしれません。
けど、これってものすごく大事な事なんです。
早朝からウォーキングしている人をよく見かけますが、ただ歩いているだけで歩き方が悪い人ってけっこう多いです。
歩き方が悪いと、身体のエネルギーの流れも悪くなりますので、どこかの部位に負担が集中すれば痛める元になります。
せっかく健康のために運動しているのに、反対に身体を痛める典型例です。
ジムで筋トレしている人なんかも、筋トレしてたら身体のどこかを痛めて整形外科に来る人もいます。
これじゃあ、本末転倒ですね。
身体の使い方って誰かに習いましたか?
ほとんどの人が我流なはずです。
みんな成長過程でいつの間にか何となく動かせているんです。
赤ちゃんの時に歩き方を習った人はいないはずです。
「立つ」「座る」「歩く」などの基本的な動作に関しては、当たり前に出来ていると思っているためにあまり意識に上る事はないでしょうが、スポーツ動作などの高度な動きではどうでしょう?
野球でボールを投げる、サッカーボールを蹴る、バスケットでシュートを打つなど運動神経が良い人はスムーズに行えますが、苦手な人は変な動きになってしまってることが多いです。
苦手だと自分のイメージ通りに身体が動いてくれないんです。
イメージとのギャップが大きいほどうまく体を動かせません。
最近僕が考える最強の障害予防法は、自分の身体の使い方を良くする事だと思っています。
それこそ自分の一挙手一投足に興味を持つというか、いかに楽に動けるかを常に模索する事が最強の予防法になると思っています。
身体にも個人差があるので、絶対的な正解はないし、その場その時で身体の状況も変わるので、常に同じことをしていればよいというわけではないので、かなり難しい問題になりますが、常に自分の動きに興味を持っていれば、自分の身体の使い方のコツが少しずつ掴めると思います。
身体を使う上で、いくつからポイントはあります。
古武術の動きや空手の動きを習っているといくつか共通している部分が見えてきます。
そのポイントは後々ブログでご紹介していきます。
とはいっても、まだ僕自身もうまく動かせない事だらけです。
年を取っていくと老化とともに年々動きが鈍くなってしまいます。
それが当たり前と思っていましたが、年を重ねるごとに経験は蓄積できます。
そうじゃなくて、年を取るごとに進化していきたいです。
若さはそのうちなくなってしまいますが、自分の経験や感覚は年を重ねるごとに進化できます。
若いころに比べると筋力では勝てなくなりますので、「いかに力を抜いて動けるか」にシフトしていかないとシンドイのかなと思います。
将来のために貯筋なんて言われていますが、僕は年とってまでも筋トレなんてしたくないです。
むやみやたらに筋トレしてもあまり意味がないと思っています。
それよりも全身をうまく使って楽に作業できるかの方が大事と思います。
僕がおじいちゃんになった時のイメージは、漫画に出てくるような武術の老師様みたいになりたいなと思っています(笑)
ふわっと軽く、ゆっくりとゆとりのある動きで、経験でスピードを凌駕するようなw
こんな人が増えると、日本が今後向かう超高齢化社会でもやっていける気がします。
そのためにはまず自分。
もっと身体の感覚を磨かなければと思っています。
色々と試してみて、良さ様な運動やエクササイズ、運動イメージなど発見したらこのブログでシェアしていきますね。
それでは今日はこの辺で。
======================================
健康をテーマにしたブログ
☞【リセット・からだlabo】 (karada-reset.com)
健康習慣や食事術、痛みの対処法、セルフケアやエクササイズなど様々な視点から健康に関する記事を書いています。
「健康」に興味がある方はコチラのブログも覗いてみて下さい。
======================================