外食産業の食物アレルギーに対する認識
本日、某ファミレスの方とお話しする機会を頂き、先日行った「食物アレルギーの子どもの外食実態調査」を持って営業へ。
部門のTOPの方ともう一人女性の方とお話しできました。
名刺交換し営業開始!!
話し始めます。
その時の感じるオーラは
「あー、面倒な人が来たな・・・」
残念ですが、企業にとって「食物アレルギー」というキーワードはできれば触れたくないキーワード(これは改めて強く認識しました)
まして、「アレルギーっこパパの会」です。
どっからどう見ても、アレルギーの子どもを持ったパパ。
いくら優しい笑顔であっても、
「その笑顔で何を要求してくるんだ!?」
と考えてたでしょう。
さらにタイミング悪く(後半でお話ししてくれましたが)、店舗で食物アレルギーの子ども家族とトラブルがあったばかり。
(このトラブルはどう考えても、お客様側に非があるように聞こえたのですが・・・)
そんな日に限って、ボクが伺ってしまったのです。
しかし、冷静にお話ができました。
さて、お話しをして分かったこと。
・外食産業は食物アレルギーのことを理解していない
・食物アレルギーの家族(お客様)がどんなことを望んでいるのかわからない
・低アレルゲンメニューは販売数として少ない
・リスクであるという認識はある
思った通り。
何にも分かってないから、食物アレルギーの人=リスクそのもの=やっかい
加えて、クレーマー!
悲しいかな。でも、責めれません。ボクも娘を持つまで分からなかったし、それを伝える人、横に広げる人がいなかったんだなと。
食物アレルギーの家族もお店に伝えてこなかったし、一緒に前に進もうとしてこなかった。
それが、今のこの状態を作り出しているんだな・・・、と改めて認識です。
大変、興味はあるようです。
外食実態の結果をまじまじと見ていました。
(ちょっと頭抱えてくれてたのは、本気で考えてくれたからでしょうか、嬉しかったですね)
そして、老眼なのでしょう、メガネを外して近くでじっくり見てる姿は、興味あるんだな、と感じましたよ。
さて、いくつもの話題がありますが、はやり食べられるもの、ということで低アレルゲンメニューに関して。
もう少し対象年齢を上げた商品にしてほしいという声は届いているそう。
しかし毎回、「じゃあいくら売れるの?」というところに行きつくそうです。
そして、販売数の根拠となる「今の低アレルゲンメニューの販売数」が少ないから、増やしても合わないね・・・。となってしまう。
この低アレルゲンメニューの販売数が少ないって、ある意味、ファミレス側がそういう商品にしちゃっているから、と思うんですけどね。
低アレルゲンメニューで物足りないから、違うメニューを食べてる家族も結構いると思うし。
しかし、この問題の壁は「経営」の判断が必要になってしまうことですね。
ここをどう動かすのか・・・、ですよね。
そのために、相手のことをよく知っておかねばなりませね。
まだまだ、外食企業様を当たらねばなりませぬ。
食物アレルギーの子どもの実態は調査しましたが、今度は、「外食産業の食物アレルギー対策の実態調査」です。
★どこかに、お知り合いの飲食関係の方がいらっしゃいましたら、ご協力お願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。★