子どもの発達障害と特別支援教育 講座に参加して
昨日、那賀医師会主催の市民公開講座
子どもの発達障害と特別支援教育
~自尊感情をはぐくむための地域連携の在り方~を受講。
備忘を兼ねてメモ的に。
【現状】
・特別な教育的配慮を必要とする子どもたち
⇒通常学級在籍児童の約6.5%(小中学生)
⇒30人学級だと1クラスに2人
⇒周囲の気づきが増え、結果増加している
⇒またLD,ADHD,HFPDDの重複率も増加している
・しかし、うち約半数が無支援状態
【どう動き始める】
・ALL for Children
○教師、医師、発達相談員、心理士、保護者が対等の立場で
「すべての連携は子どものために」を合い言葉に!
⇒具体的には
①通級指導教室を介した連携
②教育委員会を通した、地域を含んだ連携
③地域の医師会および教育委員会を巻き込んだ連携が必要で、
この街をモデル地区に!
・上記、地域連携の目的
○一般の小学校、中学校に在籍する、発達障害のある子どもたちに、
できるだけ早く、適切で負担が少ない支援を提供できること。
○教員あるいは保護者の気づきから始まる
○教員と医師(学校医)の連携は欠かせない
☆支援を提供できる、学校以外の資源を探る
☆幼保から小学校へ、小学校から中学校への情報伝達の大切さ
○教育、医療に加えて、保健、福祉等を含む包括支援ネットワーク
【どういう意識で】
・障害は、理解と関係性に配慮した支援を必要とする個性(特性)である
・何のために、理解と支援が必要なのか?
⇒子どもたちの自尊感情を育むため
※自尊感情とは?
⇒自分が大切な存在であると思える気持ち
【方法】
・ペアレントトレーニング
⇒子どもに対する視点の変更
⇒子どものいいところ探し
・怒りのセルフコントロール
⇒指導者、保護者が怒らないために
・心構え
⇒C:Calm おだやかに
⇒C:Close 近づいて
⇒Q:Quiet 静かに
・あまり怒らない親が使う七つの対処思考
○こういう年頃なんだ。子どもはみんなこういう段階を
通っていかなければならないんだから
○この子くらいの年齢なら、これが当たり前だ
○本気でとらない方がいい。ユーモアを忘れないでおこう
○これは、ただ衝動的にやっているだけで、自然なことだ
○別に私を怒らせようとしてやっているんじゃない
この子は今、こういう風にしか振る舞えないんだ
○この子が(泣く/怒る/邪魔をする/注目を引こうとする等)
も仕方がない
☆とにかくなんとか乗り切ろう。大丈夫、私ならできる。
怒る必要なんかない。自信を持って!
【その他の気になったトピック】
・あっても困らないものは、みんなに優しい
⇒待ち時間が表示される信号機
⇒時間が見えるタイムタイマー
⇒とっても見やすく工夫されてる大人のスケジュール帳
そのアイデアは、子どもにも優しい
⇒会議のアジェンダのように、その授業のアジェンダを板書
⇒○○ページ開いて!っていうのと同時に、ページを板書
で、政治にできること。
まずはもっと現場と関わり、
現場でがんばる人たちが動きやすい環境を作れるように
努力していこう。