根来塗講座 スタート 結構やるじゃん!
岩出市議会で政治勉強中の みす しんたろう(三栖 慎太郎)42歳です。
23日 土曜日、平成21年度の根来塗講座初講習
行って参りました。
4月21日にアップしたブログ
「1stステップは漆と友達に!」で
***************************************
ただ、おそらく1回目のブログアップは
「漆にかぶれた手の写真」になるのではと。
***************************************
と、書いていたんですが
&
教室に入ったとたん、目がかゆくなってきて
これはやってしまったかな?
と戦々恐々だったのですが
先生、講師の方々や、先輩受講生のみなさまの
徹底したクリーンアップと
手袋ダブル防御のおかげで、今のところ
かぶれることもなく、初日は
「1stステップは漆と友達に!」をクリアできた模様です。
※漆をきれいに拭き取っていただき、本当にありがとうございました。
さて、3年間続く講座で
最初に作る作品は、上の写真にもある
かわいい銘々皿(菓子皿)でございます。
初日の作業は『木地固め』。
写真の銘々皿、素材は欅(けやき)なんですが
比較的、導管がはっきりしている材だそうです。
※導管=根から枝葉へと水を通す管
お皿の表面に、刷毛で丹念に生漆を塗り込むことによって
その導管に生漆がどんどん吸い込まれていきます。
表面に塗っていると、お皿の裏側に漆が染み出てくる程です。
生漆を十分吸い込ませることで、防水性を高め、伸び縮みと変形を防ぐ効果があるからだそうです。
以前も書きましたが
長の歳月使い込まれ、上塗りの朱が擦れ、下地の黒漆が浮き上がり、趣ある抽象模様が描き出される根来塗は「用の美」で全国に名の知れた漆器。
大量生産では考えられない、こうした手間のかかる工程が
100年200年と使い続けることのできる究極の普段使い伝統工芸品
を支えているんだと感動もひとしおです。
で、実際の作業ですが
講師さまの刷毛裁きはそれは見事でございます。
講師といっても、すでに何度も展覧会をされている方々ばかり
ですので、素人目には大先生!
写真を撮る時間も惜しい程、手さばきをしっかり脳裏に焼き付け
脳内でイメージトレーニング。
自分はできる子自分はできる子とつぶやきながら
先ほど焼き付けたイメージを脳内いっぱいに広げて、いざ!
自分で言うのも何ですが、僕、結構得意かもしれません。
思った以上に、皿の曲面に沿って、なめらかに刷毛が動くし
感覚的にはイメージトレーニング通りに手が動いてる感じ。
いたるところに、漆を飛ばしちゃうんじゃないかなんて
心配もしたんですが、洋服にも付いてないし、結構きれいに
5枚全部、無難に塗り終わりました。
とはいえ
この木地固めを後2回。
その後
布着せ⇒布の錆付け⇒下地研ぎ⇒中塗り⇒中塗り研ぎ⇒上塗り
と作業は数ヶ月も続きます。
生来の手先不器用ですので、間違いなく
近々ボロが出るはずですが
スタート良ければ、全てよし。
と、何とも気持ちの良い、初日を迎えることができた
根来塗講座2009でございます。
たくさんの人の意見を聞いて
みんなで一緒に考え
今、私にできることを、
毎日休まず、少しずつ。
23日 土曜日、平成21年度の根来塗講座初講習
行って参りました。
4月21日にアップしたブログ
「1stステップは漆と友達に!」で
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ただ、おそらく1回目のブログアップは
「漆にかぶれた手の写真」になるのではと。
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と、書いていたんですが
&
教室に入ったとたん、目がかゆくなってきて
これはやってしまったかな?
と戦々恐々だったのですが
先生、講師の方々や、先輩受講生のみなさまの
徹底したクリーンアップと
手袋ダブル防御のおかげで、今のところ
かぶれることもなく、初日は
「1stステップは漆と友達に!」をクリアできた模様です。
※漆をきれいに拭き取っていただき、本当にありがとうございました。
さて、3年間続く講座で
最初に作る作品は、上の写真にもある
かわいい銘々皿(菓子皿)でございます。
初日の作業は『木地固め』。
写真の銘々皿、素材は欅(けやき)なんですが
比較的、導管がはっきりしている材だそうです。
※導管=根から枝葉へと水を通す管
お皿の表面に、刷毛で丹念に生漆を塗り込むことによって
その導管に生漆がどんどん吸い込まれていきます。
表面に塗っていると、お皿の裏側に漆が染み出てくる程です。
生漆を十分吸い込ませることで、防水性を高め、伸び縮みと変形を防ぐ効果があるからだそうです。
以前も書きましたが
長の歳月使い込まれ、上塗りの朱が擦れ、下地の黒漆が浮き上がり、趣ある抽象模様が描き出される根来塗は「用の美」で全国に名の知れた漆器。
大量生産では考えられない、こうした手間のかかる工程が
100年200年と使い続けることのできる究極の普段使い伝統工芸品
を支えているんだと感動もひとしおです。
で、実際の作業ですが
講師さまの刷毛裁きはそれは見事でございます。
講師といっても、すでに何度も展覧会をされている方々ばかり
ですので、素人目には大先生!
写真を撮る時間も惜しい程、手さばきをしっかり脳裏に焼き付け
脳内でイメージトレーニング。
自分はできる子自分はできる子とつぶやきながら
先ほど焼き付けたイメージを脳内いっぱいに広げて、いざ!
自分で言うのも何ですが、僕、結構得意かもしれません。
思った以上に、皿の曲面に沿って、なめらかに刷毛が動くし
感覚的にはイメージトレーニング通りに手が動いてる感じ。
いたるところに、漆を飛ばしちゃうんじゃないかなんて
心配もしたんですが、洋服にも付いてないし、結構きれいに
5枚全部、無難に塗り終わりました。
とはいえ
この木地固めを後2回。
その後
布着せ⇒布の錆付け⇒下地研ぎ⇒中塗り⇒中塗り研ぎ⇒上塗り
と作業は数ヶ月も続きます。
生来の手先不器用ですので、間違いなく
近々ボロが出るはずですが
スタート良ければ、全てよし。
と、何とも気持ちの良い、初日を迎えることができた
根来塗講座2009でございます。
たくさんの人の意見を聞いて
みんなで一緒に考え
今、私にできることを、
毎日休まず、少しずつ。