2024年1月28日(日) 晴れのち曇り

 

先週の厳しい寒さは少し和らぎましたが、まだまだ寒い日が続きます。今日の大阪は午前中晴れてお昼から雨の予報でしたが、うちのまわりは日が暮れてから雨が降り出しました。

 

元日から久々の更新、元日はご挨拶だけだったので、実質今年最初の記事です。仕事が忙しくて、ブログは冬眠していました。

 

さて今日は、久しぶりに映画を観てきました。前回は『ゴジラ-1.0』でしたので、約3か月ぶりです。

 

観てきたのは、映画『サイレントラブ』。

 

(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会

 

映画『サイレントラブ』公式サイト


監 督:内田英治
脚 本:内田英治、まなべゆきこ
音 楽:久石譲
出 演:山田涼介、浜辺美波、野村周平、吉村界人、SWAY、中島歩、円井わん、辰巳琢郎、古田新太

あらすじ
声を捨て、毎日をただ生きているだけの蒼(山田涼介)。ある日、不慮の事故で視力を失い絶望の中でもがく音大生・美夏(浜辺美波)と出会う。何があってもピアニストになるという夢を諦めない美夏に心を奪われた蒼は、彼女をすべてから護ろうとする。だが、美夏に想いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。蒼の不器用すぎる優しさが、ようやく美夏の傷ついた心に届き始めた時、運命がふたりを飲み込んでいく──。
「夢を叶えて欲しい。俺にはないから」

映画『サイレントラブ』公式サイトより

 

(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会

 

TOHOシネマズ セブンパーク天美』で鑑賞。いつもの『Movix八尾』は昨年夏の台風の被害でまだ休館中。営業再開は今年の秋になるそうで、かなりのダメージだったみたい。

SCREEN9(195席)10スクリーン中4番目に大きなスクリーン、公開3日目の日曜日、朝イチ10時からの上映。客席は半分ぐらい埋まっていました。比較的若い女性が多い印象で、SMILE-UP(旧ジャニーズ事務所)のタレントが主演だと、いつもこんな感じだなぁ。

 

 

監督・脚本は、内田英治さん。1971年生まれ。「週刊プレイボーイ」の記者を経て、1999年にテレビドラマ『教習所物語』で脚本家デビュー。映画『ガチャポン!』(04)で映画監督デビュー。多くの映画を撮っておられますが、映画『ミッドナイトスワン』(20)が日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、一般に知られる映画監督となりました。でも、その前の2019年には、Netflixのドラマ『全裸監督』がヒットしています。

僕も、映画『ミッドナイトスワン』を観て、初めて内田英治監督を知りました。すごくいい映画で、感動しました。感想をブログの記事にしています。

 

主演は、沢田蒼役の山田涼介さん。1993年生まれ、アイドルグループ「Hey! Say! JUMP」のメンバー。還暦のおっさんは、「Hey! Say! JUMP」と言われてもメンバーの顔が一切浮かびませんが、山田涼介さんは知ってました。イケメンですね~。

僕が観た映画では、『燃えよ剣』(21)での沖田総司役は印象的でした。

 

(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会

 

山田涼介さん、単なるイケメン俳優ではなく、とてもいい俳優さんですね。ある理由で声を失い、夢も希望もなく無為に生きている青年の役で、ほぼセリフが無いにもかかわらずその演技に引き込まれました。

 

ヒロインは、甚内美夏役の浜辺美波さん。2000年生まれ、2011年に東宝シンデレラオーディションでニュージェネレーション賞を受賞して芸能界入りした浜辺美波さん、今や東宝の看板女優です。

昨年はNHKの朝ドラに出演、紅白の司会も務めたし、今も絶賛公開中で、欧米でもヒットしている映画『ゴジラ-1.0』にもヒロインとして出演している美波ちゃん、もはや日本を代表する女優さんですね(^▽^)/

 

(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会

 

と言う事で、もちろん浜辺美波さんが出演する映画なので、観に行きました。

相変わらず麗しかったです。

 

↓お気に入りのカット。

(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会

 

さて、映画の感想ですが、浜辺美波さんの麗しいお姿を堪能できたのは良かったのですが・・・映画としてはイマイチでした。

内田英治監督作品と言う事で、映画『ミッドナイトスワン』の様な感動を期待して観に行ったのですが、期待外れでした。

 

映画『サイレントラブ』の公式サイトには「声を捨てた青年と、光を失った音大生の密やかな情熱が交差する、世界でいちばん静かなラブストーリー。」とあります。

映画『ミッドナイトスワン』では、草彅剛演じるトランスジェンダーの凪沙の、トランスジェンダーの生きづらさや苦悩を、バレエと絡ませて描いていくストーリーに感動しました。

『サイレントラブ』では、障がいを持つ者同士の恋愛、その困難さや素晴らしさをピアノと絡ませて描いていくのかな等と想像していましたが、何か中途半端でした。

ラストシーンも含めて中学生向けの少女漫画の様な展開だったり、過激な暴力シーンがあったり、いったい どこをターゲットにしているのかと?

「声を捨てた青年と、光を失った音大生」と言う設定ありきの印象で、ストーリーの詰めが甘いというか、穴だらけでツッコミどころ満載、全く共感できませんでした。

 

野村周平さん演じる北村悠真と、蒼と美夏のちょっと変わった三角関係は、「シラノ・ド・ベルジュラック」みたいな展開になるのかな?と一瞬思いましたが、違いました・・・。ベタベタの昭和の少女漫画展開(^^;)

 

(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会

 

でも、浜辺美波ちゃんと野村周平さんのピアノの連弾シーンは良かったです。

 

おわり。