田村心です!


千穐楽後
違うお仕事が動いていたりして
かなり日が空いてしまいましたが


『ワールドトリガー the Stage』
大規模侵攻編


応援いただいた皆様
ありがとうございました。


届けられなかった公演もありましたが
皆で大千穐楽という日を迎える事ができました。



今は配信で舞台を観れる機会も増えて
配信には配信の面白さがあって

自分もスケジュールが合わないけれど
観たい作品は配信で観ることもあります。



とても便利です。



けれど
どんなに舞台を配信で観れる機会が増えても

今後またさらに違う楽しみ方で
舞台を観れる何かが生まれたとしても



劇場で生で舞台を観る



この体験が何かに取って代わることは
絶対にないと思うんですよね。

舞台に立たせていただく側としても
あそこでしか感じられ無い物があるし

あそこでしか
生まれない感情があるし

忘れられない瞬間が
たくさんあるんですよね。


今回の「ワーステ」でも
そんな体験がありました。


つまり何が言いたいかというと
こんなご時世になって
まだまだエンタメ業界は大変だけれど
舞台がなくなることは絶対にない。
何かに奪われることも絶対にない。



そんな事を改めて感じた
中止期間であり、本番期間でした。



中止の影響を受けた方申し訳ない。

それでも応援してくれた方ありがとう。

もしかしたらいるかもしれない
もう応援できなかった方にも
いつか「ワーステ」届きますように。



この手の話は
暗くなりそうなのでこの辺にしておきます。



今回自分は
烏丸京介という役を演じさせていただきました。

烏丸は
強くて、原作公認の男前で
主人公の師匠になるという

田村心とはかけ離れた
カッコいいキャラクターなのです。

なので頑張って烏丸先輩になろうと
ひたむきにお稽古に臨んでおりました。


しかしですね
この「ワーステ」カンパニーには
悪い先輩、そして後輩が多く...笑


田村心は稽古場で
ずっーーーーーーといじられておりました。


なので稽古場では
あまり自信が持てませんでしたが...笑
(そんな自分の自信になっていたエピソードが一つあります。後ほど紹介します)

本番が始まり
楽しんでいるお客様の表情や
烏丸に向ける熱い眼差し
そして皆様からの感想が
烏丸としての自信につながっていました。



皆さんを烏丸ガールズにする事は
できたでしょうか。



烏丸はクールな分
結構表現には悩みました。

ちょっと油断すると
優しくなりすぎたり

だから
クールにしようとすると


冷たくないかな????


と不安になったり。
そんな時は植さんに相談しておりました。


絶妙なラインを狙うのが
難しかったですけど役者として
とてもやり甲斐ありました。


烏丸先輩の見せ場ガイスト直前
無音に包まれた劇場で1人で歩くあの瞬間

なんとも言えない高揚感に包まれ
精神が研ぎ澄まされていく

経験したことのないような精神状態でした。



からのガイストオン...


客席から見たことないけど
カッコよかったに違いない。絶対にカッコいい。
きっとそうだ。




ありがとう烏丸京介。



烏丸先輩はこの先もずっとカッコいいので
また演じたいなぁ
なんて思っています。


あのシーンとか
あのシーンとか


やりたいよねぇ...ふふふ。




そして今回
兼役もやらせていただきました。


諏訪洸太郎役でした。



気付きました???????????笑



「ちっちゃな英雄」アンサンブル時代に
2役やっていた事はあるので
2度目ではありますが

一つの作品で
2役やるって本当に大変です。

「ワーステ」には2役におさまらない
キャストさんもいるので凄いです...

「ヒロステ」では
周りの皆が色んな役を演じているのですが
今回でその大変さを身を持って体感しました。



早着替えとか本当にお見せしたい。
烏丸から諏訪になる着替えはもはや芸術。



まぁ大変な分
やり甲斐もあるんですけどね。

ネタバレに気を遣いながら
諏訪さんの感想を送ってくださった方々
ありがとうございました。



烏丸よりハマってた



なんていう
複雑な感想もありましたが...笑


兼役をやらせていただくからには
兼役でも評価されよう


という目標があったので
喜んでいただけたのであれば
それは嬉しいです。


諏訪さんは烏丸先輩とちがって
発散できるキャラクターだったので演じていて
烏丸先輩とは違うベクトルで
どんどん楽しくなっている自分がいました。


諏訪さん演じられて嬉しくもあり
楽しくもありました。


諏訪さんもありがとう。



そんな「ワーステ」
自分は今回2作目からの参加だったのですが
本当に素敵で
仲の良い、笑いが絶えないカンパニーでした。



去年の1作目を観に行っていたり
知り合いや、ご一緒してみたい方が
たくさんいたので

このカンパニーに入れるのを
本当に楽しみにしていました。


特にご一緒できるのが
楽しみだったのは座長の植さんで

常に全体を冷静に見ていて
芝居には熱くて


本当にカッコいい座長でした。


自分も今後また
座長をやらせていただく機会があれば
植さんみたいになりたいと

いつかカッコいい座長になりたいと
植さんを見ていてそう思いました。


稽古中
とあるシーンをやってハケた時
袖から見ていた植さんが


いやぁ、烏丸かっこいいよ
心いいよ


と言ってくれた事があって
それがすごくすごく嬉しくて

植さんは何気なく言った言葉かもしれないけど
僕の中では大千穐楽までその言葉が残り続けて
烏丸としての自信をくれていました。


植さんは人望があるし
尊敬できる所がたくさんあるから
言葉に重みが生まれるし
言われた相手が嬉しくなるんだと思います。


他作品で


「言葉には常に行動が伴う」


なんてとあるイケメンキャラクターが
言っていましたが
その言葉を思い出しました。


そんな人間になりたいです。
(植さんリスペクトが止まらない。笑)



キャストにも
スタッフさんにも
お客様にも感謝ですが

忘れてはいけない
御身体を悪くしつつも
「ワールドトリガー」という作品を描き
我々読者に作品を届けてくれる
原作者 葦原先生にも感謝です。


漫画家さんの苦労は計り知れないけれど
読んだ読者の人生が豊かになるのは
間違いない事で


会った事もない
遥か遠くにいる人の人生だって変えたりできる
漫画家というお仕事はカッコいいし
ヒーローのように思えます。


葦原先生の体調が良くなる事を祈りつつ
これからも「ワールドトリガー」を
楽しみに読みたいと思います。



では最後に
田村心が大千穐楽で
心から烏丸京介になれたエピソードを
紹介しておきます。


大千穐楽カーテンコール前
舞台に出るギリギリのタイミングで
袖でレイジさん役のたづさんに



そういえばカーテンコール
各部隊1人だけ代表者挨拶があるらしくて
玉狛第一の代表はレイジさんらしいですよ



という大嘘をつき



まじ??まじか!!!



とたづさんは少し動揺しながら
最後のダンスに向かいました。


そして全員でのダンスも終わり
カーテンコール。

素敵な客席の景色と
素敵な座長2人からの挨拶...


そして皆で



ありがとうございました!!!!



...





袖にハケた瞬間











ないじゃん??????!!






と冷や汗ダラダラで
詰めてくるたづさん。


ダンスパートと
素敵なカーテンコールで
たづさんに嘘をついた事なんて
すっかり忘れていた田村心の咄嗟に出た一言は

















すみません、嘘です









でした。笑






京介ぇぇぇええええええ!!!!!
おれ本当に焦ったんだから!!!!!???
考えてたんだから???????
「ありがとうございました」で
カーテンコール終わった瞬間
思わず心の方見ちゃったわ!!!!笑




と言われました。笑


配信で確認したらたづさん
本当に自分の方見てて家で爆笑しました。




玉狛は千穐楽まで愉快だった。



そんな「ワーステ」
9/11(日)23:59まで配信販売しています。
是非チェックしてみてください。


本当に
「ワールドトリガー」の世界に入れて
「ワーステ」に参加できて
烏丸京介を演じられて
まさかの諏訪さんまで演じさせていただけて



本当に楽しかったです!!!!!!!



またいつか烏丸京介として
皆様にお会いできますように...


ありがとうございました!!!!!




では!!!!!