田村心です。



「僕のヒーローアカデミア」

最終42巻発売日。


ちょうど10年前




この漫画まじおもろいよ




そう友達がおすすめしてくれて

発売されたばかりの一巻を渡されました。





それが僕とヒロアカとの出会い。





そこからヒロアカにハマって

自分で単行本を買うようになって

最新話を読みたくて

ジャンプを買うようになって

アニメももちろん見て

映画もたくさん見て、Blu-rayも買って...





この10年

ヒロアカが常に身近にありました。





それだけでなく

僕は舞台で緑谷出久を演じさせていただき

そこからヒロアカは

僕の人生そのものになりました。





ヒーローに憧れて

役者を志したけれど

ヒーローになるのは簡単じゃなかったし


少しずつお仕事をいただく中で

何か特別秀でた物がない

まさに「無個性」だった自分は




この先

役者を続けていけるのだろうか?




そんな不安を抱えていました。

誰にも言えなかったけどね。





そんな時に決まった

緑谷出久という役。





それは

オールマイトがデクに


君はヒーローになれる


そう言って

それがデクにとっての

希望になり続けたように



緑谷出久という役が


役者を続けていいんだよ


と自分を肯定してくれたようで

それがずっと僕にとっての希望でした。

今でも。



当時の僕にとってそれは

ずっと誰かに言って欲しかった

言葉だったのかもしれません。







嬉しかったなぁ







それでも

ジャンプの主人公を

デクを演じるというのは

途方もなく大変な作業で

デクが最初そうなったように

僕もボロボロになりました。




周りにたくさん心配かけた。




それでもそこで

手を差し伸べ続けてくれる

たくさんの仲間と出会いました。


その仲間たちは

今でも連絡取ったり

遊んだり、集まったり。




僕にとって

かけがえのない

生涯大切にしたいと思える

そんなA組たちです。




舞台1作目が終わった時


「強くなりたい」


そう思いました。




舞台2作目

描いたのはステイン戦と期末試験。

生徒たちが大きな壁を越える物語。


そんなタイミングで

世界中の演劇が止まるという

果てしなく高い壁に阻まれました。


その高すぎる壁を

一年以上かけてみんなで越えました。




舞台3作目

オールマイトの引退。


そのタイミングで

自分の父が旅立ちました。


「勝って」


心の中でそう叫び続けたけど

憧れの人は力尽きてしまいました。




舞台4作目

デクvsかっちゃん2

デクが覚悟を決める物語。


自分も覚悟を決めて

数年隣で走り続けた相棒と

舞台上で大喧嘩しました。





現時点で舞台を4作やってきましたが

その度にデクと重なる部分がありすぎて


嬉しい事、悔しい事、悲しい事

全部デクと一緒に経験してきたような


デクがいつでもそばにいてくれたような

そんな気分なのです。




だからこそ「ヒロアカ」は

僕にとって人生そのもの。


この先こんな漫画に出会えないような

そんな気さえしています。





僕の人生で1番大切な漫画。





そんな漫画を

描いてくださった

堀越先生に心から感謝しています。




堀越先生がいなかったら

こんな大切な作品、キャラクターに

出会えなかったし


「ヒロステ」で経験した沢山の出来事や

思い出、出会えた仲間...


全部なかったんだと思うと

恐ろしささえ感じます。




堀越先生や関係者の皆様の

この10年間は計り知れませんが


堀越先生がいてくれたから

ヒロアカがあったから

あのキャラクターがいたから

あの台詞があったから


頑張れた事や

立ち向かえた事

乗り越えられた事

僕はたっっっっくさんありました。


だから

感謝しています。




ヒロアカ読者にとって

堀越先生はまさにヒーロー

オールマイトのような存在。






改めて堀越先生、関係者の皆様

ありがとうございました。


そして

完結おめでとうございます。





完結したのはもう数ヶ月前ですが

最終巻が発売したことによって

終わってしまった実感が湧いてきて

寂しくなってきています。





10年間楽しかったなぁ





毎週月曜日

0時になった瞬間ジャンプ開いて

何も見逃さないように

一コマ一コマ細かく読んで

ドキドキしながらページをめくって

時に笑って、時に泣いて




展開やばくない?!

作画やばくない?!




って

誰かとすぐに感想

共有していました。




そんな事が10年間

世界中で起きていたかと思うと

たくさんの人の人生を豊かにしていて



漫画を通して

堀越先生やキャラクター達が

僕たち読者に

手を差し伸べ続けていた物語だったなって

そう思えます。



そういう

手の差し伸べ方もあって

それもヒーローの一つの形と言えるなら



僕は

役者というお仕事を頑張って

作品を通して見てくれた方の

人生を豊かにできたら

自分もヒーローになれるような

そんな気がしてきます。





そりゃいつか

本当のヒーローになりたいけどね?!!!笑





デクが最高のヒーローになったんだから

自分も最高のヒーローにならなきゃなぁ!!!




ありがとう、ヒロアカ

これからも大好き、ヒロアカ





完結してから読む派なんだよねぇ




って今まで言ってきた数人の知り合い

絶対読めよな?!!!すぐに!!!!!笑




では!!!!