「我々は徳を積まなければいけない」
天真体道創始者の青木師は言います。
徳に「陰徳を積む」ことが大事だと言います。
武道、特に近代武道ではこの辺りが軽視されがちです。
古来、武道家は武徳を積み、人格を円満にすることを要求されましたが。格闘技的になり試合偏重になると、センセーショナルなものがもてはやされてしまいます。
「武道をやってむしろ君は弱くなれ」
誰が言った言葉か忘れましたが、とても印象的です。
「陰徳を積む」と言いますが、陰徳とは「人に知られないようにひそかにする善行。隠れた、よい行い。」だと言いうことですが、自分が良い行いをしていることをアピールしないのは、日本人の特徴なんだそうです。
日本の仏教や儒教、道教とそこに関わるいろんな文化は、ほとんどが中国経由ですが、その中に「徳」の概念があります。
もちろん、世界各地に「徳」と良く似た概念、類似の概念がある事は確かですし、ほぼ同じ概念もあります。
日本における、宗教書、道徳関係における「徳」に関する翻訳はやはり中国から輸入された「徳の概念」の影響を強く受けたものになります。
中国では、「功禍格」という、人生の徳を測る方法が考えさされました。日本の室町末期から江戸初期にあたる時代に活躍した、袁了凡(1535年~1608年)が作って、長く流行して、今も中国人、漢民族文化を支えているように、私は思います。
了凡はある時、南京の近くの棲雲山(せいかざん)にあるお寺を訪ね、雲谷禅師(うんこくぜんじ)と言う高僧のもとで修業をしました。
その中で、雲谷禅師は開運の秘法として。中国の古典で、五経のひとつ書経から、
「善をなせば これに百祥(ひゃくしょう)を降ろす。
不善をなせば これに百殃(ひゃくおう)を降ろす。」
と説き
人生は、人間の努力によって創られるのだと言いました。
それまで占いを信じ込んで、運命は決まっていると思っていた了凡にとっては、目からうろこでした。
了凡に雲谷禅師は「功禍格」という書物を渡しました。
これは、自分の善行を採点する方法でした
例えば、人の命を救えばプラス~点、人の身体を傷つければマイナス~点という点数表です。
実に中国的プラグマティズムというか、なんというか(笑)
ちなみに、了凡は53歳の命と易者に言われたが74歳まで生き、子どもは授からないと言われたが子どもも授かったそうです。
これは日本にも伝わり。江戸時代初期の陽明学者の中江藤樹(なかえ とうじゅ=1608年~1648年)や、江戸時代の儒学者・教育者・漢詩人の広瀬淡窓(ひろせ たんそう=1782年~1856年)が説き、実践し、広めたそうです。
このやり方が良いとは私には思えませんが、「徳を積む」ということの可視化をしてくれるので、「徳」を積むということを考える、手始め、最初のうちは良いかもしれませんね。
ですが、もっと大事なのは、いい事してる!って言う意識がなくなる事だとおもいます。
そう言うのも無くなって、ただ空気のように生きる。
空気は普段あることを意識しませんが、わたし達には空気が必要です。
妙な言い方ですが、空気は意識されなくとも陰徳を積んでいる。
そしてそれは必要とされている。
そんな風に生きられたら良いんじゃないかと思います。
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