先日「東アジア地球市民村」というイベントに参加して、少々のスピーチとわかめ体操の紹介をしてきました。
わかめ体操は、3日間で延べ人数にすると100名くらいの方が体験し、
しかもその大半以上が、中国人、韓国人でした。
以下その時の
スピーチ原稿です
【わかめ体操、身体から平和思想を育てる。】
テーマにあります「わかめ体操、身体から平和思想を育てる。」の
「わかめ体操」は天真体道という総合武道の基本の体操です。
ところで
私たちの身体には愛が充満しているんですね。
いきなり変な事言うなー! なんて
思わないでください。
火事の現場から、猫や犬が自分の子どもを必死に助ける姿、果てはゴミ溜めの中から人間の赤ちゃんを助け出す野良犬。
そういう話を聞いた事はありませんか?
学者さんは、単なる本能だ! って言いますけど
とんでもない言い方だと思います。
だとしたら、本能は愛でできてるし、愛は本能だってことじゃありませんか? 本能は人間にもあります。
「私たちの身体には愛が充満している」っていう事を感じる事ができるのが、わかめ体操です。
わかめ体操の大きな学習目標は
無念無想、そして相対するものと一体となる。
そしてその一体感を広げ、全て一体の世界を創ることにあります。
そして、それを単なるイメージではなく実体あるものとしても実現させる事にあります。
全部一体、一体ですから、愛さずとも愛してるし、愛されてる。
全部一体、それを東洋では、無とか空とか言ってきたわけです。
無の空間に何が詰まってるか?
虚無じゃなくて、天地の愛が詰まっている。
そういう事なんです。
そして天真体道の創始者青木宏之先生は、「一体となる事を学べ」「愛することを学べ」と言い続けています。
天真体道は「天地人々ワレ一体」を基本的なコンセプトにしています。
「天地人一体」は聞いた事があると思いますが、
天真体道では「天地人々ワレ一体」です。
十文字の関係ですね。
「天地人一体」だと、どうしても「自分のこと」だけになりやすい、
そうでは無くちゃんと周囲とも一体となる事を、コンセプトとしても示しています。
天真体道の創始者・青木宏之先生は昭和11年に生まれました。
第二次世界大戦で、お母さん、お姉さん、そして弟さんを、空襲で失うという悲劇を体験しました。
空襲の業火に追われながらも、お姉さんが胸に抱いていたのは、
ミレーいう作家の絵でした。当時フランスは敵国ですから、やり切れない。
でも、美しさに国境は無かったんでしょう。
弟さんは爆撃もあったんでしょう、片方の足首から先がない状況でした。後で見つかったそうですが。
その二人を青木先生のお母さんが守るように覆い被さって。。。
お母さん、お姉さん、弟さんを、お父さんが、自分の手で火葬する。
そういう後ろ姿を見てるのです。
また、敬虔なクリスチャンだった青木先生の心の中には、キリスト教における二つの掟
心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くしてあなたの神である主を愛しなさい
隣人を自分のように愛しなさい
が常に心の中にありました。平和への想いというのは、ひとかたならぬものがあります。
ですから、 著書の中で
「全世界の人が力で相手を屈服させようとする方向を否定し、たがいにその立場を理解し合い、協調し合ってゆかなければならないこの時代の、広い視野をもった世界人を養成できる武道、そういう思想を育ててくれる武道でなければいけない。」
と言っているんですね。
身体のことですから、いくら言葉で表現しようとしても限界があります。
実際にやってみたいと思います。
【実演】(以下実演しながら。)
まずはもともと武道の組み手でもありますから、「礼」をします。
波の役目と、波に漂うわかめの役目を決めます。
まずは、私が波の役目を行います。
ご自分の事を、海の底から生えているわかめだと思ってください。
一本だけじゃなく、千本、一万本のわかめ林です。
そこに、遠いところから波が来て、遠いところへ流れて行きます。
波に揺られて、わかめが揺れる。
じゃあ交代です。
今度は、私がわかめですが。
わかめの役の人は、無念無想です。
自分信じ、自分の運命を信じ、波の役の人を信じ、この世界を信じて立ちます。
大事なのはここです。
とにかく、まずは無条件に信じる。
自分を開けっぴろげというか、委ね切ってしまう。負け切ってしまう。
そうしてきた波を受け入れて、送り出します。
避けるんじゃ無いんですね。
一つ気をつけたいのが
委ね切る、負け切るって言うのは
「蹂躙されて良い」と言うことではないです。蹂躙されてはいけない。
正直言って、私も怖いですよ、今日初めて会った人とこういう組手をするのは。
いきなり殴ってくるかもしれないじゃないですか?
世の中、そういう理由も無く人を傷つけようとする人、そういう国はゴマンとあります。
ですが
自分信じ、自分の運命を信じ、波の役の人を信じ、この世界を信じて立ちます。
(実演)
そうすると、人の心と言うのは凄いもので、ハッと殺気のようなものを察知できるようになるんです。
信じて開けっぴろげになって、空になる。
そうすると自分はいないので、相手の意思が際立つのです。
だから、相手が妙な気持ちを起こすと、高確率でわかります。
ただ、こっちに邪念があるとわからない。
交代してください
だから、本当に
信じて開けっぴろげになって、空になって、
自分信じ、自分の運命を信じ、波の役の人を信じ、この世界を信じて立ちます。
そして相手を本当に受け入れて、相手の行きたい方に送り出す。
ハイありがとうございます。
礼をしましょう。
どうですか? ここからわかめ体操は、いろんな応用変化をして行きます。
ご協力ありがとうございます。
(実演終了)
。。。。。。。。。。。。。。
わかめ体操を行っていると、だんだん組手の相手と脳を共有しているかのように、同じ感覚になることがあります。
さらに稽古が進むと、道場で稽古している全員が、さらに稽古が進むと、野の花とも一体であるような感覚を持つようになります。
そして「最初から私たちは一つだったんだ」と気づきます。
そうなると、悟りの一段階である「あなたは私、私はあなた」ということが、身体でしみじみとわかるようになります。「あなたの幸せは、私の幸せ」であり「あなたの喜びは私の喜び」になります。
この「一体の感覚」をみんなが持てば、それこそ世界が平和になるんじゃないでしょうか?
継続すれば身体から平和思想を育てることができる。
そういうことがご理解いただけるものと思います。
天真体道の大きな目標は、個を解放し、解放されたそれぞれが融和して、
平和な世界を作るというところにあります。
それを、頭、知識で学ぶのではなく、身体で学んで行きます。
身体で平和思想を育てるのが天真体道です。
ありがとうございました。
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天真体道 天正道場
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