さて、木曜日は国立。

子どもからですが、
テーマは天真五相とそれを理解するための空手。

中段本突きに対して下段払いと顎を突き上げる、「地の型」です。

下段払いは、天真五相で言えば「エ」顎の突き上げは「オ」です。
エとオの武道的な展開が地の型です。

この組手は、約束組手なのですが、突き手側がじっと静まって、鎮まってから「ドン!」って突きます。

すごく強い集中力と、真剣さを養ってくれます。

天真体道の組手としては「わかめ体操」が代表ですが、
これだけでは養い切れない、
「何がなんでも道を切り開くぞ!」という気迫と、集中力、ピリッとした感じを身につけさせてくれるのです。

組手は「わかめ体操」を代表とした流動体の組手と、ピシッとした集中力を使う組手、とにかく広がりをもって動く組手、細かな技術を発展させる組手(子どもではあんまりやりませんけど)を、行ったり来たり、組み合わせたりしながら行います。

そうやって体と心を育てるのですね。

そうそう、稽古前に子どもに真剣持たせてみました(笑)
本物の刀に、目を輝かせながら、でもおっかなびっくり。
刀は武器、しかも一瞬で命を奪い得る武器です。

そういうことが理解できる子には、時々持たせます。
そうすると、姿勢が「ピシッ」となるからです。

真剣とはよく言ったものです。