【稽古雑感】根っこのつながり

人間関係って難しいようで、簡単で、簡単なようで、難しい。（笑）

人間関係について考えると、どうしても「いのち」ということに突き当たると感じます。

人間を解剖しても「いのち」は見つかりません。腕は「いのち」の表れだと思いますが、切り離された腕にいのちがあるか？ と言ったら疑問です。

全体から切り離された、それに「いのち」なく「モノ」と化します。

人間そのものもそうだと思いますが、これは別に社会から取り残されたら、切り離されたら死んでいると言ってるわけじゃないです。

もっと深奥の、地球や宇宙にもつながる部分での一体の話です。

そこから切り離されたら、私たちの「いのち」は無いのだと思います。

いわゆる、ネイティブといわれる人たちには、個人所有という概念が希薄なことが多いそうです。

意識が全体で一つということを、基準にしているからだそうです。

その深いところから切り離された様な不安感は、周囲への不信や、過剰な欲求を生むと思います。これが私たちの人間関係を難しくする、大きな理由なんじゃないかなと思います。

だから、根元というか、いのちのいのちというか、そういうことに心を向ける事が大事なんだと思いますし、それを汚す様な事は控えるべきなんじゃないかなと思います。

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