白坂です、

 

 

「会社に理念は必要でしょうか?」

表現を変えるならば、

「何のために経営をしているのか?」
という


【想い】は必要でしょうか?


もし
「経営」が「利益の最大化」だけを
意味するのであれば、理念は必須ではありません。

たとえ、
・理念があっても利益が出ていない企業は
 たくさんあります。

逆に、

・理念がなくても大きな利益を出している
 企業もたくさんあります。


なぜなら、
利益に直結しているのは
理念ではなく


【需要と供給】だから


・需要 < 供給・・・利益が出ない
・需要 > 供給・・・利益が出る

ただ、
それだけです。

だから、

たとえ「何のために?」という理念がなくても、
「需要と供給」の関係だけに集中している会社は
利益を出しています。しかも大きな利益を出しています。

なので、

もし経営が「利益の最大化」を意味するのであれば、
理念は必須ではありません。理念があるから利益が
出るわけでもなければ、理念がなくても利益は出るから、
です。

ただ、
理念のない会社というのは、
人で例えるならば、


「何のために?」という目的もなく存在している会社


ということでもあります。

人が「食べ物」「着る服」「住む場所」、、、
それらを手に入れられる「お金」さえ持っていれば
生きられるように、会社も「お金」さえ持っていれば
存続は出来ます。

たとえ、
「何のために?」という小難しいことを
掲げなかったとしても、「人」も「会社」も
生きてはいける。存続はできる。

でも、
ただ生きる【以上】の何かを求めるとしたら、、、
その何かを与えてくれるのは、


【想い】


「人を大切にする」というのは、
「【想い】を大切にする」というのと同じ。

もし、「何のために?」
「どういった【想い】で?」、、、を
理解しようとしないのは、
人である相手を、まるで


AI(人工知能)と同じだと認識している


もちろん、
人をAI(人工知能)と同じようにモノ扱いしながら、
利益を出している会社も、たくさんあります。

ただ、

【想い】がなく、
「需要と供給」という極めてドライな
関係だけで繋がった場所に、本当の
人間関係はありません。


金の切れ目は縁の切れ目


です。

単なる
「需要と供給」という関係を超えて

・「誰のために?」
・「何のために?」
・「どのような【想い】でやるか?」、、、
という【理念】こそが


会社の進むべき方向性を決めます


すなわち、
社会の中に存在している無限の需要に対して、
「どの需要に応えるか?」は、


【理念】が決めます


と言うことで、
「会社に理念は必要か?」

もし、
経営とは「利益の最大化」を意味するのであれば、
理念は必須ではありません。

逆に、
理念が必要になるのは、


【利益を超えた何かをも追求する場合】


に最も重要な判断基準となります。

 


 

今回は以上です。
本日も文章をお読みくださり感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

白坂慎太郎

参考書籍: