みなさん、こんにちは、白坂です。
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妻は、私のも含めて、要らなくなったものを、ヤフーオークションにどんどん出品して、売ってくれます。もともと、私たちは売ることを目的に教材を買ったりはしません。自分たちが使い、自分たちの血・肉にするために買います。そして、それが出来て、もう2度とその教材で勉強することはない、という感じになったときに処分するのです。ただ、捨てるのではなくて、妻が売ってくれているということです。
最近になって、妻が自分が過去に使っていた英語教材を売り始めました。
先日など、4冊の英語の本を出品したら、4冊ともすぐに入札があって、出した本人も驚いていました。他の自己啓発系の教材に比べて、英語教材に関しては、落札者の反応が速いようです。つまり、それだけニーズがあるということでしょう。ただ、妻が出す英語教材にすぐに入札があるのはある秘密があります。殺し文句が入っているのです。
「私はこの教材で勉強して、TOEICで905点を取りました。」
これは単なるキャッチフレーズではありません。事実です。しかし、実績は強い。説得力があります。この1文があるのとないのでは、いかに英語教材と言えども、ここまでの反応速度を得ることはなかったでしょう。
ただ、妻を傍(そば)から見ていて、彼女がここまで英語が出来るようになったことと、教材の優劣はそれほど関係がないように感じます。彼女は1冊の教材のやり込み方が半端ではありません。問題集に付箋がいっぱいついていたり、自分が覚えられなかった英単語は、覚えるまでノートに書いて練習しています。つまり、圧倒的に
勉強量
がスゴイのです。それは、あれだけ勉強すれば、どの教材でもそこまで行くとと思います。聞けば、英語学習者には英語教材難民がいるそうです。
「あっちの教材がいい!」
「あっちの塾がいいらしい!」
う~ん、どの分野、どの業種も同じようです(^^; 何でもいいから1つのことに集中して、それを6ヶ月継続できれば、どんな教材、どこの塾でも絶対に1回は成果が出るのでしょうが、下手すると、1ヶ月以内に見切りをつける方もいるようです。そして、
「楽に!」
「簡単に!」
「誰でも!」
「すぐ!!」
といったキャッチなフレーズに引っかかり続けてしまう。どんな教材でもいいのです。自分が一度、「いいな!」と思った教材なら、少なくてもその教材をマスターする。全く同じ問題なら、全問満点が取れるまでは勉強をする。わずか2,000円未満のテキストを、徹底的に使い倒す。それが最速ですし、最高の勉強法です。古今東西問わず。
妻は、上記のようなキャッチフレーズこそ使いませんが、
「私はこの教材で勉強して、TOEICで905点を取りました。」
の一文を書き続けることで、持っている教材を全部売り切るかもしれません。そして、自分の英語力が落ちないように、今後もビジネス英会話のテキスト教材を、淡々と勉強し続けるのだと思います。
英語学習だから特別・・・ということはないようです。やはり、成果を出すためには、
集中
そして、
圧倒的な量
の2つです。たとえ一時期、英語教材難民になってしまったとしても、どこかで、魔法のようなものはどこにも存在しない、と気付いていきたいものです。
愚者は賢者からも学べず、賢者は愚者からも学ぶ
今号もお読みくださり、ありがとうございます。
それでは、また。
白坂慎太郎
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追伸:娘の英語教育に関して、私の出る番はなさそうです。何せ、妻は誰からも強制されることなく、英語の勉強をやっていますから。娘も同じように育ってくれればいいと思っています。
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