519日 兵庫県や道路網協議会が主催となる「播磨臨海地域道路整備促進大会」が姫路市文化センターにおいて開催され、私も同道路の国会議員連盟・事務局長として出席をさせていただきました。

「播磨臨海地域」は日本を代表する多様な企業の製造拠点が集積し、世界トップシェアの製品を生み出している、日本有数の<ものづくり拠点>であります。その中の、東西交通の要であります「国道2号バイパス(姫路バイパス・加古川バイパス)」は、昭和35年から順次整備されて、現在では当時と比較して、地域の製造品出荷額が約23倍、人口が約2倍に増加するなど、道路整備が絶大な「ストック効果(中長期的に得られる効果)」を発揮してまいりました。しかしその一方で、地域の交通量は9倍に増加し、「国道2号バイパス」の交通量も9万台から12万台と「交通容量」の約2倍となり、1日約5万台の交通容量が不足をしている状況となっています。このために、慢性的な渋滞が日々発生し、物流機能の低下に繋がっています。

このような課題を解消する「播磨臨海地域道路」は神戸市西区から揖保郡太子町間の約50キロを結ぶ、国道2号バイパスの南側に並行した道路で、国土交通省は2016年に優先整備区間を定め、昨年3月からは「第二神明―姫路広畑区間(35キロ)」の概略ルートや構造の検討に入ったところであります。

当日は促進大会の前に別室にて、「要望会」がありました。兵庫県・各市・各町よりの「要望書」が国土交通省および国会議員連盟の役員に手交されました。私は稲美町の古谷町長より手交されました。そして、引き続き大会では地元関係の国会議員・県会議員の皆様、経済関係の皆様、そして地域住民の皆様、約2900人が参加をされ、早期実現を願う熱意や情熱をひしひしと感じる大会でありました。私は昨年、国土交通副大臣として、全国各地から多くのご要望を頂きましたが、最も件数が多く、熱意が高かったのが、道路の要望でありました。播磨地域がよりよい環境になるためには新たな「道路のちから」が必要であります、地元兵庫県選出の国会議員として、皆様とともに「播磨臨海地域道路」の早期実現、早期整備の推進に全力で取り組んでまいりたいと思います。

最後に今回の大会に向けて準備を進められた関係者の皆様に心より敬意を表します。ありがとうございました。