1210日「新名神高速道路(高槻~川西間)開通式典」が高槻料金所付近で開催され、私も来賓として出席し、ご挨拶(一言)と鋏入れをさせていただきました。

<新名神高速道路>は愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県の24県を174キロで繋ぐ高速道路です。来年3月に高槻~神戸間の新ルートが全線開通すれば、移動時間の短縮や交通集中の著しい名神高速道路や中国自動車道の渋滞解消が見込まれるほか、大規模災害時のリダンダンシー(代替手段)の確保、さらに、周辺地域における、一大物流拠点の整備が進み、新たな雇用創出に繋がることが期待されています。その<新名神>における今回の開通は、高槻JCTIC~川西ICまでの26.2キロになり、これでWネットワークがまた一歩前進をいたしました。

当日はお天気にも恵まれ、開通式典にはご来賓、地元関係者、建設事業関係者など、総勢約600名の皆様がお集まりになりました。さらに、会場を移した鋏入れ式では、会場を囲むように何千人もの地元住民の方々が集ったなか、写真のように約30名の各代表の方々が鋏を入れられ、地元幼稚園児からの元気な声でのお祝いメッセージもいただきました。今回は地元住民の皆様の多さもびっくりしましたが、国会議員の先生も非常に多くて(約30名)、やはり24県を繋いでいること、非常に重要で期待の高い道路であることが窺えました。

そのあと、開通パレードに移り、私も参加をさせていただきました。川西ICまでの26.2キロをパトカーの先導によってゆっくりと進みました。高槻市、茨木市、箕面市、川西市の北部の山間部を通過するため、トンネルと橋梁部分が多いですが、<トンネル>では、圧迫感がないよう、抗口を竹割り構造(竹を斜めに割った形状)にしたり、主に渋滞解消の目的で照明灯具にペースメーカー機能(点灯が移動)を導入したり、重大アクシデント発生時の照明での注意喚起、情報板での道路情報など、「ストレスなく、より快適で安心して走行できる」よう工夫を凝らしています。<橋梁>では構造物の耐震化はもちろん、ジョイント部の段差音(がたんがたん)の静穏化、そして世界で初めての、デザイン性に優れた<バタフライウェブエクストラドーズド橋>(軽量化・高耐久化と長支間化)を採用し、周辺の自然環境への影響も軽減されています。

 未完成でかつ短時間の走行でしたが、実際に走ってみまして感じたことは、「快適・安全・安心」を提供するために、先進技術を駆使し、さまざまな取り組みをされたことを肌で感じ取ることができました。ありがとうございました。本当に全線開通が待ち遠しいです。

 最後に今回の式典に向けて準備を進められた多くの関係者の皆様に心より深く敬意を表します。