5月14日、加東市下滝野築堤予定地で催された「加古川改修事業加東市滝野地区着工式典」に出席いたしました。式典には、国土交通省から藤井比早之国土交通大臣政務官、池田豊人近畿地方整備局長、泊宏水管理・国土保全局治水課長、朝田将姫路河川国道事務所長が、来賓として渡海紀三朗衆議院議員、足立敏之参議院、地元からは安田正義河東市長始め加古川流域の各市長その他大勢のご来賓も出席なさっていました。私からも国土交通副大臣として一言御祝いの御挨拶を申し上げました。 

 

加古川流域におきましては、平成16年、23年、25年などこれまでもたびたび浸水被害が発生しており、想起の治水対策が急務となっております。今般、下流の河川整備が一定程度進んだことから、いよいよ滝野地区においても本格的な整備に取りかかる運びとなりました。

 

具体的には、昨年、「加古川中流部河川整備推進協議会」を立ち上げ、国・県・市が連携し、地域と一体となって治水対策に取り組む枠組みを構築いたしました。さらに、今年度からは、滝野地区を「緊急治水対策特定区間」に設定し、より重点的な治水対策を推進することと致しました。今後、築堤、稼働掘削、滝見橋の架替えを行い、段階的に当地の水害リスクを下げ、概ね10年間で事業が完了する計画です。

 

さらに、こうしたハード対策のみならず、ソフト対策としても、洪水時の避難行動をより強く促すための住民目線の情報提供や、地域の消防団の方々による水防活動へのさらなる支援などにつきまして、国・県・市が連携して取り組んでいく予定です。

 

近年、地球温暖化に伴う気候変動による水害の頻発化・激甚化の傾向が顕著となっております。治水対策をはじめとする防災・減災対策は重要施策です。私も国土交通副大臣としてしっかりと取り組んでまいります。