3月18日午後、南あわじ市の福良港を視察させていただきました。

 

現地の責任者の方々から熱心な説明を受ける

 

まず、福良港の津波防災ステーションを訪問いたしました。津波対策は、「防ぐ、伝える、逃げる、学ぶ」ことが大切です。ハード対策とソフト対策による効率的な減災対策が求められます。

 

津波防災ステーションは、水門、陸閘等の自動閉鎖システムを管理し(「防ぐ」)、津波情報の屋外緊急放送、監視映像の配信を行う機能を持っており(「伝える」)、津波発生時には緊急避難場所として約300人を収容可能(「逃げる」)、津波防災の学習・研修の場としても利活用されている(「学ぶ」)とのことで、まさに地域における津波防災対策の拠点としての機能を持った施設でした。

 

視察には地元関係者の皆様にもお集まりいただきました
ありがとうございました

 

次に、陸閘(りくこう)が自動開閉する様子を視察させていただいた後、若人の広場において守本憲弘南あわじ市長から福良港と周辺地域の概況についてご説明いただきました。

 

守本市長(私の左)から詳しい説明を受ける

 

南あわじ市の想定津波水位(最大値)は8.1mであるとうかがいました。福良港は、津波対策の重点整備地区であり、津波の浸水被害を軽減するため、港湾・海岸の管理者である兵庫県が湾口防波堤の新設・改良事業を実施中です。国も、地方創生港整備推進交付金や防災・安全交付金により支援を行っているところです。

 

淡路島地域は、近い将来に発生が懸念されている南海トラフ地震では島南部を中心に津波等による大規模な被害が想定されています。地域にお住まいの方々の安全確保の観点から、防災・減災対策の推進は喫緊の課題です。また、淡路島においては、地域の利便性向上、観光振興の観点から、広域的な道路・交通ネットワークの整備も重要な課題となっております。

 

私も、今回の視察で学んだ内容を生かして、今後とも津波防災の推進、淡路島の発展にしっかりと取り組んでまいりたいと思います。