9月23日から25日まで、長野県軽井沢町においてG7交通大臣会合が開催されました。この機会を最大限活用し、我が国の交通インフラの最新技術をPRするため、同会合に出席された英国グレイリング運輸大臣に山梨県都留市にある山梨リニア実験線(超電導リニア、実験線延長42.8km)を視察していただき、私も同行いたしました。超伝導リニアについては、JR東海が、平成39年のリニア中央新幹線品川・名古屋間の開業を目指して工事を進めているところです。

 

 グレイリング運輸大臣は、身長2メートルはあると思われる大柄な方でしたが、穏やかなお人柄であり、大変勉強熱心で、時折鋭い質問をなさっていたのが印象的でした。

 

グレイリング運輸大臣とリニア見学センターにて

 

 我が国のインフラシステムの海外展開は、アベノミクスの「3本目の矢」である新たな成長戦略「日本再興戦略」を支える重要な柱の1つとして位置づけられています。英国では、都市間高速鉄道の車両更新プロジェクト(IEP)や、ロンドンからバーミンガム、マンチェスター等を結ぶ高速鉄道計画(HS2)において、日立やJR東日本といった日本企業が参画しており、官民一体となって鉄道システムの海外展開を積極的に進めています。

 

グレイリング大臣と一緒に私も搭乗いたしました

 

 国家プロジェクトとして行われる高速鉄道などインフラシステムの海外展開を推進するためには、我が国のインフラシステムに関する相手国の理解や相手国政府等との信頼関係の構築が重要であり、相手国へのトップセールスがたいへん重要となります。私も引き続き積極的に取り組んでまいります。