播磨臨海地域は、日本を代表する企業の製造拠点が集積し、多様な分野で最先端かつトップシェアを誇る製品を供給するなど、我が国の経済を支える有数のものづくり拠点となっています。

 しかしながら、これらの経済活動を支える国道2号バイパスは交通渋滞が慢性化し、物流効率の悪化を招いており、更なる産業の発展を阻む大きな要因ともなっています。

 播磨臨海地域道路は、周辺高速道路網と一体となって、慢性的な交通渋滞を解消し、播磨臨海地域と、国際拠点港湾姫路港や国際コンテナ戦略港湾阪神港、関西国際空港等の物流拠点を繋ぎ、人・モノの迅速かつ円滑な流れを促進することにより、我が国の国際競争力の強化に資する重要な道路となりうるものです。

 このような問題意識の下、播磨臨海地域の4市3町(姫路市、高砂市、加古川市、明石市、播磨町、稲美町、太子町)において「播磨臨海地域道路網協議会」が構成され、同市町をエリアとする商商工会議所及び商工会をメンバーとする「播磨臨海地域道路網建設促進協議会」、県議会議員による議員連盟「播磨臨海地域道路網促進期成議員連盟」が既に発足しているところです。

 しかし国政レベルにおいては、これまでのところ国会議員連盟の設立が果たせずおりました。そこで、今般議連の最高顧問にご就任いただいた鴻池祥肇・参議院議員、会長にご就任いただいた渡海紀三朗・衆議院議員のご指導の下、松本剛明先生、濱村進先生、清水貴之先生のお三方に議連の副会長にご就任いただいて、私が事務局長、丸山和也先生を事務局次長とする体制で、本日国会議員連盟の設立総会を開催するに至りました。



 国土交通省からは森昌文・道路局長(前近畿地方整備局長)にお越しいただき、参加者全員の強い思いと願いをお聞き入れいただきました。また、兵庫県からは井戸敏三知事が上京され、県を代表しての強いアピールを頂戴しました。

 また、播磨臨海地域道路網協議会からは副会長の岡田康裕・加古川市長と理事の古谷博・稲美町長、播磨臨海地域道路網建設促進協議会からは、野瀬操・姫路商工会議所まちづくり委員長、播磨臨海地域道路網促進期成議員連盟からは、副会長の山本敏信県議他、谷口俊介県議、天野文夫県議、住吉寛紀県議にお越しいただきました。

 大変な熱気の中、盛会に設立総会を行なうことが出来ましたこと、本日の参加者及び関係者の皆様に厚く御礼申し上げますと共に、今後同道路の整備促進に全力で取り組んで参りますので、引き続きのご指導の程、よろしくお願い申し上げます。



要望書を携え、全員集合写真