本日、千種川水系河川改修事業促進期成同盟を構成する6市町の代表者が要望活動のため上京されましたので、財務省と国土交通省、そして自由民主党とそれぞれ訪問スケジュールをセットし、同行させていただきました。

 上京されたのは、今年の期成同盟会長を務める明石元秀・赤穂市長以下、福元晶三・宍粟市長、谷口芳紀・相生市長、栗原一・たつの市長、遠山寛・上郡町長、坪内頼男・佐用町副町長、そして随行職員の皆様です。

 千種川は、宍粟市に源を発し、4市2町に及ぶ県南西部を南流して瀬戸内海にそそぐ流路延長72㎞、流域面積は754㎢の二級河川です。この千種川は、これまで度々氾濫し、大きな災害が発生してきましたが、平成21年には、その支川である佐用川とともに、死者18名、行方不明者2名を含む甚大な被害を生じたことは記憶に新しいところです。

 国も地方も財政的に苦しい状況にあり、国土強靱化の実現もなかなか厳しい環境ではありますが、治水対策による浸水リスクの低減は、自然災害から住民の生命・財産を守り、地域住民の安全・安心を確保するとともに、アベノミクスの第3の矢として、商業施設の増加や農業の振興、観光客の増加など地域の活性化につながる、地方創生に欠かせないものだと思います。

 午前には宮下一郎・財務副大臣を訪ね、財務省に対しての予算要望活動を行ないました。私は党務の関係でこれには同行できませんでしたが、宮下副大臣には大変誠実かつ丁寧に対応して下さり、期成同盟の皆様も大変感謝しておられたことを聞きました。

 私のことについても話の中で触れ、ご配慮いただいた旨も聞きました。改めて、ご多忙の中対応下さいました宮下副大臣に感謝申し上げたいと思います。

 午後には北川イッセイ・国土交通副大臣を訪ねました。北川副大臣は御趣味で絵画を嗜まれ、風光明媚な赤穂市にもよく行かれるとのことで、地域の事情についてもご賢察でおいででした。当初の予定よりも少しオーバーするほど、しっかりと訴えに耳を傾けて下さいました。



 最後に、谷垣禎一・自民党幹事長のところに要請に行きました。谷垣幹事長は党務における私の上司であると同時に、山陰近畿自動車道整備推進議連で共に活動する同志でもあります。

 千種川の河川改修事業のみならず、県内の主要な道路整備等についても、得がたい機会と言うことで、合わせてご要望をさせていただきました。



 「浸水リスクの解消なくして、地方創生はない」。この掛け声の下、今期完成する金出地(かなじ)ダム等の着実な整備や、平成28年度予算における治水対策所要額の十分な確保、千種川水系の治水対策事業への重点配分の獲得に向けて、私も引き続き、汗をかいて微力を尽くして参りたいと思います。