本日、参議院自民党副幹事長勉強会を開催し、総務省自治行政局の佐々木克之理事官と田村一郎選挙課課長補佐から、公職選挙法についてのヒアリングを行ないました。
 
 現在の選挙制度では、衆議院の小選挙区選挙においては、政見放送を各政党が自ら映像加工・編集をし、有権者に自由に政策や活動をPR・訴求できますが、それ以外の、衆議院の比例選挙や参議院選挙においては、同じ国政選挙でありながら、NHKの収録スタジオで一回限りの撮影のみが許されており、編集等は一切できないという、不自由な制度となっています。

 何故衆議院の小選挙区だけなのか、参議院でも有権者に十分政策や候補者の魅力等をアピールできるような仕組みに改めるべきではないか、等の意見が出席議員から出されました。

 私も、20年以上前に立候補した中選挙区時代の衆議院選挙と、そして参議院の選挙区選挙の2回の、合わせて3回、国政選挙の政見放送を収録したことがありますが、ただただ自分の準備した原稿を読み上げることだけが許されている、見る人にとっても分かりづらい、記憶に残りづらいものだという印象でした。これだけの月日が経っても未だ、この政見放送のあり方については何ら改善されていないことに、大きな疑問を感じています。

 同じ問題意識を持つ何人かの副幹事長の先生方と共に、この問題についてはもう少しじっくり勉強し、詰めて行きたいと思っております。