スウェーデン王国外務委員会 ウルバン・アーリン副委員長が表敬挨拶にお越し下さいました。
女性の活用から、アジア情勢、アメリカのシェールガス革命まで、多岐にわたって意見を交換させて頂きました。

日本の人口は減少の一途をたどっており、2050年の人口は1億人をわるといわれています。
スウェーデンは、日本よりも人口が少なく、956万人しかおりません。
しかし、一人あたりのGDPは世界第7位、日本は第12位です。
スウェーデンは、質の高い、強い国家をどうつくっているのか、とおたずねすると、
「女性の労働市場への進出が大切である」との答えが返ってきました。スウェーデンでは、
男女の労働者比率が同数比であり、国が家族をきちんと
サポートすること、有給の育児休暇を1年以上設けること、これらは当たり前のこととして
なされているそうです。
日本では、女性の収入の平均は、男性の52.6%という統計があります。
日本も、安倍総理の方針のもと、女性の活用が始まっておりますが、しかし、もっと加速していかなければならないと強く感じました。

また、中国の今後について、日中関係、米中関係についても、意見を交換しました。
中国が、今後どのような国となっていくのか、それを予言することは難しいですが、
資本主義の経済、共産主義の政府をもつ特殊な事情、そして幹部による行き過ぎた情報統制は、
国家の危機を招くことを、私は強く感じております。

ウルバン・アーリン副委員長は、非常に勉強熱心で、博学な方で、
移民政策や、シェールガス革命の今後など、幅広い分野で示唆に富んだお話をして下さいました。

私も、参議院外交防衛委員長として、日本の外交、防衛について多くのことを勉強し、
議員外交にも務めて参る所存です。
今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。