本日1月24日、第186回通常国会が始まりました。国会の最大の課題はやはり経済問題です。アベノミクスの効果が全国的にも現れ始めたと言われていますが、成長戦略を自律的な軌道に乗せるまでは気が抜けません。自民党、政府にとりましては、景気回復が地方と中小企業に影響して、はじめて評価されるものと思います。そのためには、25年度補正予算、そして26年度本予算を確実に成立させ、財政面で後押しする必要があります。
私が委員長を務める外交防衛委員会でも、前国会から継続となっている「日・トルコ原子力協定」や、「在沖縄海兵隊のグアム移転に係る協定改正議定書」を始めとする重要な法案や条約が審議の対象に予定されています。どれもわが国の対外的な立場を強化するとともに、世界の平和にも貢献するものであり、着実に成立させる必要があります。
今年は、消費税の8%への増税や、TPP交渉の決着、沖縄普天間基地の移設など、国政上重要な課題を解決する年になります。
これらいずれも私が今国会で全力をあげる課題ですが、この他もう一つ、私自身が事務局長を務める「自民党瀬戸内海再生議員連盟」のメンバーとともに、水質面の改善は進んだとされる瀬戸内海について、さらに、「美しい海から豊かな海に」の理念のもと、かっての生態系にも富んだ魅力ある海に戻そうという活動をしています。兵庫県を始め沿岸自治体とも協力して進めており、何とか早く成果を出したいと思っています。
最後に、現在私は、自民党の兵庫県連会長をつとめております。衆参で勝利しましたが、今後、政権安定の重要な要素となるのは、来年の統一地方選挙の勝利であります。3年半近い野党時代を支えてくれたのは、地方の自民党の組織です。謙虚、慎重、そして丁寧な政治を大切にして、国民としっかり向き合う、対話のできる政治を通常国会の一番大切な姿勢としたいと存じます。
2014年を我々にとって素晴らしい年にするため、頑張ってまいります。今年も皆様の一層のご支援をお願いいたします。