今日は、東海テレビ夕方のニュース番組「ニュースONE」生出演
とても興味深い特集
「名古屋市長選挙でもSNSが影響」
を見て強く感じることがありました
東京では細かく伝えられていませんが、マスコミや事前の予想を裏切る形で
元副市長、広沢一郎氏が圧勝で当選したのです
対抗馬の前参院議員の大塚耕平氏はなんと、
自民、立憲民主、国民民主、公明主要4政党すべての推薦を取り付け
さらにここに、愛知県、大村知事も自分の定例会見で、大塚氏支援を表明して応援演説に立ちました
大塚氏は、圧倒的な応援団の強さを見せ、盤石な組織戦を戦うはずでした
そうなんです
当初劣勢と伝えられた広沢氏は
兵庫県知事選で、すべての県議会議員が敵に回った斎藤氏の状況と、よく似ていたのです
そしてここでも
広沢氏支援にSNSの勝手連、ネットの皆さんが立ち上がりました
当選した広沢氏は勝利会見で
「SNSの力」に言及し
負けた大塚氏も「SNSのデマの拡散」に苦労したことに触れました
選挙戦中の密着映像を見ると
草の根YouTuberの皆さんが、演説会場で生配信をするなど、兵庫県知事選と同じ光景が広がっていました
もちろん、SNSの力だけで、広沢氏が名古屋市長に当選したわけではありません
出口調査で8割の人が「この15年で名古屋市は良くなった」と答え、広沢氏は河村たかし前市長の後継者なのですから
ただ
こうした一連の事態に、一部の政治家の皆さんは、選挙期間中のSNSの規制といったものをほのめかすような発言を始めています
気持ちはわかるのですが、それは大変危険な考え方だと思います
デマの拡散を恐れるならば
そのファクトチェクを誰がやるのか?
マスコミがファクトチェックを始めたら
こちらの候補のファクトチェックを!
あちらの候補のファクトチェックもしろ!
ファクトチェックをした、しないをめぐって
偏向報道だ!
と声が上がりかねません
政治がそれを始めたら、もっと大変です
トランプ大統領は
大統領と言う権力の座から
「フェイクニュースだ!」
何度も投稿していました
権力者のファクトチェックは
言論封殺つながりかねません
昭和の昔から、選挙に必要なものは
【三バン】と言われてきました
❶ジバン (地盤)=組織力
❷カンバン(看板)=知名度
❸カバン (鞄) =資金力
しかし、これからの時代は選挙に必要なのは
【四バン】
=三ばん+キバン
であると考えます
❹キバン( PCやスマホの基板)
= SNS
人の口に戸を立てられないのは、今も昔も同じです
この社会状況の中で、SNSを排除しようと言う考え方は捨てたほうがいいと思います
別の言い方をすれば、諦めたほうがいいと思います
それは昭和時代に
「一億総白痴化」
「劣悪なテレビ番組が日本人を馬鹿にする」
と言う考えが広まっても、テレビと言うメディアがなくならなかったのと同じでしょう
我が家は、父親の考えによって
「8時だよ!全員集合」と
「プロレス」は子供視聴禁止でした
それと同じだと思います
何を受け入れて、何を受け入れないかを、自分たちで判断しなければいけない
SNSが言っていることが全て本当だと思ってもいけない
今日の東海テレビの放送でもあったように
アルゴリズムによって
利用者にとって気持ちの良い情報ばかりが入ってくるのがSNS
嘘と本当の見分けがつかなくなってくるのがSNS
それが選挙に利用されたら確かに大変ですよ
しかし、それを皆が納得する形で規制する術が見つからない以上
個人個人が意識を高めて情報の取捨選択をしていくしかない!
なので、これからの選挙は確実に
ジバン
カンバン
カバン
キバン
の4バンが重要条件として数えられるようになるのではないでしょうか
そんな話を短くして
今日の番組は終わりました
放送後
東海テレビ報道局の方に話を聞いたら
街頭演説の冒頭
「お集まりの皆さん、そして、ネットで生配信をご覧の皆さん」
候補者はこんなふうにして演説を始めると言うのです
SNSが大前提となっている選挙活動
全く知りませんでした
3万8,000人の方が集まっていただいた、私がMCのゴジラフェスと一緒です(笑)
今日は、お天気担当の福島アナが遅い夏休みの代わりに
ジョージさんが天気予報を担当してくださいました
その予報通り、帰りはすごい雨
ジョージさん、事前情報ありがとうございました
お疲れ様でした
★ゴジラフェス以外は
映像は全て東海テレビより