野田秀樹さんの新作

NODA MAPの「兎、波を走る」をみました



NODA MAPは、野田秀樹さん作・演出で私の大好きな演劇の1

この10年以上、欠かさず見ています


実は、東京公演を見逃してしまったので、大阪の新歌舞伎座まで日帰りで観に行ったのです


ただ、今はお盆休みのハイシーズン

予約を取ろうとしたら、行きの飛行機は朝7時羽田発しか残ってませんでした💦



4時半に起きて、早朝に大阪へ

ま、朝は慣れているのでね(笑)



伊丹空港から直接リムジンバで直接行けるのがいいですよね


初めて行った新歌舞伎座





NODA MAPは

「ザ・キャラクター」では、オウム真理教事件を



「フェイクスピア」では日航機墜落事故


日本の社会現象や社会問題を野田秀樹さんなりに捉えて、笑いと涙のエンターテイメントとして構築する作品群です


今回もインパクトが強いものでした


アリスを主人公に

不思議の国やピーターパンのネバーランドといった寓話を用いながら、日本人が誰でも知っているあの大事件について、社会問題について

「終わってないんだよ」と言う強烈な提示が今回もありました


しかもそこに登場してくる「掛け言葉」や「アナグラム」などは

もはや「しゃれ」といった言葉遊びの領域を超えて「言語の芸術」と言えるような圧倒的な迫力で私たちに迫ってくるのです


とにかく前半は大爆笑なのですが、いつものように中盤から会場が静まりかえってきます


最後には、松たか子さんが実在の人物とオーバーラップして目頭が熱くなりました


1つ言える事は、今のジャーナリズムが最も苦手としている部分をNODA MAPは補完していると


ネット社会になって、情報更新がますます早くなっていく中で、テレビや新聞は最新情報をいち早く出すことに力を注いでいます


その一方で、過去からの継続的な報道を行うと言うことがなかなかできません


あの事件も、この社会問題も、喉元過ぎれば忘れ去られていくのが日本の現状です


私もそのことを批判して言える立場ではありません


ですから、なおさら野田秀樹さんの作るものに、心打たれてしまうんです


野田さんの凄いところは、その過去の事例に、今のネット社会の現状を掛け合わせて、現在の作品として作り上げているところです


終演後、楽屋訪問が許されました


野田秀樹さん、高橋一生さん、松たか子さん、多部未華子さん、大倉孝二さん

皆さんにご挨拶することができました


興奮していて、写真撮ることすら忘れてしまいました


山崎一さん、秋山菜津子さんなど、他にもご挨拶したい人がいたのですが時間がありませんでした


さて、ここからが問題勃発だったのですが(笑)

次回に譲りましょう

ほんとにいろんなことがあった1日でした


でもとても充実していました


MAP NODA「兎、波を走る」はこれから博多座に向かいます




九州の皆さん、ぜひ見逃さず、楽しみにしていてください


そして、既に見た方、コメントくださる方は、くれぐれもネタバレなしでお願いしますね