76回カンヌ国際映画祭先ほど

是枝裕和監督の「怪物」

【脚本賞】を受賞しました‼️





1ヵ月前の完成披露試写会で司会をさせていただいたのですが、あまりにも素晴らしかったので、周囲の人間には、私も「何か賞を獲る」と話していました




完成披露試写会の楽屋で撮った写真

すばらしい。演技を見せてくれた子役の2人


やっぱり獲りました


「万引き家族」のようにパルムドール(最高賞)や、グランプリじゃなかったんだ


ちょっと残念


なんて感想があるかもしれませんが


違います!


【脚本賞】は、この作品にとっての

最高賞なのです


なぜならば、是枝監督はこれまで

17本の長編映画をとっていますが


デビュー作の「幻の光」

以外は全て自分で脚本を書いています


そして、自らの問題意識から作品を企画して、社会問題と絡めた映画を撮り続けてきました


ところがです!


本作「怪物」は「花束みたいな恋をして」などの人気脚本家、坂元裕二さんが自ら企画した作品で、坂元さんが脚本を書いています


長編デビュー作以来、28年ぶりに

是枝さんが他人に脚本を書いてもらって創った作品なんです


だからこそ、これまでの是枝さんの作品とは作風が違い、新境地と言っていい、衝撃的な感動作になっています


私が司会をした完成披露試写会舞台挨拶でも、是枝監督は、坂元さんの脚本だったから、ここまでの作品になったと言うようなことをお話ししていました


だから「怪物」が【脚本賞】を取り

坂元裕二さんが受賞したと言うのは、最高!


この作品にとっての

パルムドールなのです!


写真の1番右、永山瑛太さんの上に写っているのが、坂元さんです



この作品の、素晴らしさは、58日に私が書いたブログをよかったら読んでみてください


こちらからお読みください



もちろん1つもネタバレはしていません


そして、この作品は、もう一つ、カンヌ国際映画祭において

日本映画としては、初めて「クィア・パルム賞」も受賞しています


世界でもあまりない、とても難しく、しかも今日的なテーマを主題にして作られている作品です


世界に届いたのです


そんな作品を撮り続ける是枝監督はほんとに日本が誇る映画監督だと思います


ぜひ皆さんの目で、心でこの作品を感じてみてください


62日、まもなく、公開です


是枝さん、坂元さん、スタッフの皆さん、本当おめでとうございます


「怪物」完成披露試写会で、是枝監督と


そしてもう一つすごいのは

ヴィム、ヴェンダース監督作が日本映画としてメガホンを取った作品「パーフェクト・デイズ」に主演した役所広司さん男優賞に選ばれたんです


(ロイターより)


こちらの作品はまだ見ていません

日本では試写会もやってないと思います


公衆トイレ清掃員の主人公(役所さん)のつつましい日常と、彼の謎めいた過去を描いていると言うことです


2004年の「誰も知らない」(是枝裕和監督)の柳楽優弥さん以来2人目!


役所さん、おめでとうございます!


日本映画、ほんとにすばらしい


妻、茅原ますみのブログ