昨日、新作アニメ映画『かがみの孤城』 のイベントがありました
原作は、あの本屋大賞を受賞した小説です
不登校になった中学生7人が不思議な城に集められて、狼のマスクをかぶった少女にミッションを与えられると言う
なんだか、子供向けのファンタジーにも思えますが
さすが、これまで社会を見事に切り取るアニメーションを制作してきた原恵一監督です
どんでん返しや深い真相も含めて、大変な感動作になり、3ヶ月経った今でもロングランが続いています
書き込まれているレビューを読むとわかります
心が弱く、くじけそうになっている若者が、今どれだけたくさんいるのかと言うことが
そして、そんな子供たちを心配している大人たち
さらには、自分が子供の頃に辛い経験をした大人たちが
この作品に大変な共感を得て、そして応援しているのです
昨日は、半分以上の方が5回目以上、最高で25回目❗️の鑑賞のお客さんがいらっしゃいました
私も涙なしには見られませんでした
舞台挨拶のゲストは
主演のこころちゃんを演じた
當真あみさんと原恵一監督です
私含めて3人でトークショー行いました
當真さんは、現役の高校生、本当に可愛らしい女優さんで、声優、初挑戦
心が弱く前に進むことができない中学生が、友人を得て、一歩一歩進んでいこうとする姿をみずみずしく、繊細に、そして情感ゆたかに演じました
とても苦労があったと思います
イベントの最後には、原恵一監督からあみさんに表彰状が送られました
みてください
映画会社の人が作った印刷の表彰状に、監督びっしりと自分で追加の文章を書き込んでいました
もうバランスも美しさもありません(笑)
ところが、このメッセージの内容が非常に良かった
あみさんを前に読み上げていると
あみさんは思わず涙してしまっていました
この原監督の優しさが、作品にもにじみ出ていて
これだけの人気作になっているんだなと思います
いわゆる超大作アニメではないので、まだご存じない方もいるかもしれませんが
小中学生や高校生をお持ちの方、お近くで上映しているようでしたら、ぜひご覧になることをおすすめします
今の子供たちの思いや様子がよくわかると思います
昭和時代の我々とは違って、精神的にもろい子が多いのだと痛感しました
そこにどう寄り添っていくのか
その答えの一旦もこの作品から見えてきます
素敵なイベントに参加させていただきありがたかったです
オオカミさま(芦田愛菜さん)と
こころ
入場者プレゼントとして配られたイラストカード、私もいただきました
するとどうでしょう
監督と當真さんが
イベントに参加した満員のお客さん全員をロビーでお見送りしたのです
思わずシャッターを切りました
監督たちはやることがありますが
主演女優さんがやるのは、極めて珍しい
本当にお二人とも優しい心を持ちで、だから、こんなステキな作品ができるんだなと心から思いました