昨日は、ホテルニューオータニで開催された日本プロスポーツ大賞の司会と言う大役を仰せ付かりました
栄えある大賞受賞は、昨年プロボクシング、バンタム級の4団体制覇を実現させた井上尚弥選手
とてもうれしかったのは、式典前に、わざわざ楽屋を訪ねてくださったことでした
世界最強の男の訪問にもう緊張
写真も撮っていただけて、自分はなんてラッキーなんだろうと噛み締めました
殊勲賞とNHK 賞のダブル受賞は
1月に引退を表明した
国民的車いすテニスプレイヤーの国枝慎吾さん
やっぱり、人間的な大きさが違うなと思いました
国民栄誉賞が取り沙汰されていますが、世界ランキング1位と言う実績だけでなく、人格においてもふさわしい方だと確信
その他、大谷翔平選手
村上宗隆選手なども受賞
WBCの直前なので、もちろん欠席でした
式典の後は懇親パーティーです
井上選手と国枝さんと私のトークセッションがあったのですが
井上選手が国枝さんに対して
トップとしてのモチベーションを長く持ち続けることに対する問いかけをしました
すると、国枝さんの答えは
「2番目の時はナンバーワンの人間をなんとか倒そうと頑張れるんだけれども
世界一になると目標がなくなってしまう
そうなると、自分との戦い
もう一度初心に帰って、さらに上手くなろうと上を目指した」
そんなお話をすると
1月にバンタム級の4団体王座を全て返事をした井上選手は、とても納得がいったようで
「自分もこのままバンタム級で戦っていけば負ける気がしない。しかしこのままではモチベーションが保てないので、すべてを捨てて階級を1つ上げた
ゼロからのスタートになったので、ここからはチャレンジだけ
新鮮な気持ちで楽しみでもある」
そういったことを話したのです
4つのチャンピオンベルトを持っていれば、それをなんとか死守しようとするのがトップアスリートなのかなと思っていたら
我々のような人間には思いもつかないような
世界一になったからこそ、すべてを捨てる。チャレンジすることこそモチベーションの維持
なぜ彼が、あっさりと4つの王座返上を決断したのか、直接聞くことができて、本当に貴重な体験でした
考えてみれば、国枝さんも、世界ランキング1位のまま引退したんです
世界一の座に執着せずに新たなチャレンジをする
なかなかできないことです
余談ですが、国枝さん
声もめちゃくちゃいいんですよ(笑)
一緒に司会をした、フジテレビ時代の後輩、政井マヤちゃんと2人で感心していました
トークセッションには参加しなかったマヤちゃんは奥ゆかしくて
遠慮していたので、お二人と写真を撮ってあげました
2人とも本当に、気さくに応じてをしてくださって
世界一の人たちは違うなと改めて感じ入りました
とてもありがたい体験をさせていただいた1日でした
そして帰宅をして慌てて雛人形を出しました
忙しくしていて申し訳なかったです
妻もほっとしていました
その理由はこちら