昨日は新作映画「ロストケア」の完成披露舞台挨拶がありました
舞台挨拶30秒前!
舞台監督に「早くしてください!」と、せかされながら撮った写真です
だから長澤まさみさんもマイク持ってます(笑)
とてつもない作品がまた出来上がりました
42人を殺害した介護士に
松山ケンイチさん
彼の罪を裁こうとする検事に
長澤まさみさん
検事取調室の激しく深い尋問バトル
彼はなぜ42人ものお年寄りを殺めたのか?
追い込むはずの検事がなぜ追い込まれていくのか?
そして、なぜ私たちはこの男の言うことに納得させられてしまうのか?
10年前に松山ケンイチさんが前田哲監督に企画を持ちかけたところから始まり、やっと完成した入魂の作品です
見た後、しばらくは立ち上がれない衝撃の事実といったものも明かされます
自分だったらどうするだろうか
自分だったら何を望むだろうか
そして
自分たちは何をすべきなのか
誰もが深く自分の事として考えてしまいます
テンポよく軽快に進めようとするのが舞台挨拶ですが
今回は、一人ひとりのコメントがじっくり長く、時間もオーバー気味でした
トム・クルーズのようにプロデューサー的な立場でこの作品と向き合ってきた松山さんは
あまり深刻になりすぎてもいけないと感じたのか、時折、皆を笑わせるような言動を行って司会としては大変助かりました
検事事務官役の鈴鹿央士さん、最近ドラマ「サイレント」で素晴らしいお芝居を見せていましたが本当に素直で良い青年なんです
舞台挨拶中も色々と考えながら、場合によっては、松山さんに質問をしながら答えていく
誠実な姿勢にサイレントと同じような若者なんだなあと感じました
前田監督が言うように、とにかく役者さんの演技がそれぞれすばらしい
松山ケンイチさん
長澤まさみさん、
柄本明さん
このお三方は
2023年の映画賞にきっと顔を出すでしょう
「エゴイスト」に続いて「ロストケア」
今年、早くも日本映画に2本の傑作が誕生しました
自分が司会をしたから褒めているわけではありません
たまたま傑作と思える作品の司会をさせていただいている幸せです
「ロストケア」は3月24日公開です