久しぶりに黒木華(はる)さんにお会いしました
何か一段ときれいになってる感じで、公私にわたって生活が充実しているのかなと思いました
その“公”の方なんですが
新作映画「イチケイのカラス」が非常に良かったんです
私は連続ドラマの大ファンでしたので、もう待ってました!と言う感じ
今回はそのインタビューです
ドラマを見ていた方は、お分かりかもしれませんが
刑事事件の裁判官が主人公の作品て、ドラマでも映画でもまずありません
とぼけていて、変わり者の裁判官である竹野内 豊さんが、人に寄り添う判決を下すために「職権を発動」し、自ら現場へ出向いて調査を行うと言う、これがとても面白いんです
そして、黒木さんは、同僚の裁判官なんですが、大変頭が良く、強気で、自信家で、説教癖がある役柄。竹野内さんと事あるごとにぶつかって夫婦漫才のようで、これまた楽しい
その上で魅力的なのは、この物語がコメディーとシリアスの絶妙なブレンドで出来上がっていると言う所なんです
イージス艦と貨物船との衝突事故
いくつもの無関係と思われた事件が重なって意外な真相に突き当たると言う
裁判ものだけに
正義を貫くと、そこに悲劇が待っていたり
「法律は、完璧ではない」と言う事など基本テーマはかなシリアス
実は、東日本大震災の取材で、今回の真相と似たようなケースに私は遭遇しています
決して「ありえない結末」では無いのです
笑っていると思ったら、深い深いテーマに導かれていくそんな魅力を持っています
連続ドラマを見ていた人も、そうじゃない人も楽しむことができる作品です
来月1月公開です
いやでもほんとに、黒木さん、明るく、さらに素敵になってました