ワイドショー・情報番組の名リポーター東海林のり子さん覚えてますよね
「現場から東海林がお伝えしました」
の決めゼリフで大人気だった
東海林(しょうじ)さん
現場リポーターから始まった私の憧れの大先輩
昨晩はその
東海林さんの米寿のお祝いの会がありました
東海林さん↑
何歳だかお分かりになりますよね
【米】と言う事を崩すと
漢字で八十八と読めるので
88歳のお祝いです
久しぶりにお会いできてとても嬉しかったです
私が入社2年目で初めて司会をした「タイム3 」のメイン司会者の
須田哲夫さんとも久しぶりにお会いできました
若い時めちゃくちゃだった若手アナウンサー時代、私がのびのびとできたのは須田さんのおかげです
須田さんが最初の師匠
そして小倉さんが今の師匠といったところです
後ろで笑っているのは大村リポーター
今ではフジテレビの芸能デスクです
須田さんは32年前に私の結婚式の司会をしてくださいました
「大先輩に司会をやらすなんて失礼すぎる。同期にやらせるものだ」と当時、先輩アナウンサーに叱られたものです(笑)
そして本日主役の東海林さん
かなりおやせなったけど、とても元気なんです
「笠井ちゃん、元気になって良かったね。若返ったんじゃない」
私の病気のことをとても心配してくださいました
業界の中で私のことを
「笠井ちゃん」と呼ぶ数少ない方の1人が東海林さんなんです
「お写真SNSに使ってもいいですか」と聞いたら「もちろんよ」と元気に答えてくださいました
35年前、私が
「おはようナイスデイ」の駆け出しリポーターだった頃
東海林さんは既に
「3時のあなた」の人気リポーターでした
当時は、私が先に殺人現場で取材をしても、関係者にインタビューを断られてばかり
ところが後から来た東海林さんの番組を見ると
私のことを断った人たちが、ことごとく東海林さんのインタビューに答えているのです
本当に悔しかったし
人間性がしっかりしていないと
信頼してもらえないと
人は口を開いてくれないと言う事を、私は東海林さんに教わりました
現場に行って、道端で事件関係者を見つけたときに
「私たちは、東海林さんを待っているんです。だからあなたには答えられません」
と、きっぱりと言われた時の事は今でも忘れませんし、「東海林さんに負けるものか!」という悔しさと東海林さんに対するリスペクトが若い時の私の原動力でした
その話をスピーチでしたら
懐かしい仲間のリポーターのみんなが
「そうそう」
「それ、リポーターあるある」
と口々に話していて
みんな同じような体験をしていることがわかりました
私たちのお手本だった東海林さん
祝う会が進んだところで、
東海林さんに
「笠井ちゃん、もう時間も遅いし体に触るから早く帰った方がいいわよ」と
88歳の女性に、59歳の男が気を遣っていただきました
その気配り、目配り、学ばなければいけないなと改めて思いました
東海林さん、健康に気をつけてこれからも元気に過ごしてくださいね
米寿、おめでとうございました