北京冬季オリンピックが混乱していますね
・高梨沙羅選手が巻き込まれたジャンプ団体の大量失格問題。あまりにもかわいそう。ジャンプ競技担当責任者は公式に謝罪すべきだと思います
・ショートトラックでは、中国寄りジャッジの失格連発で、中国勢が金メダルを獲得して批判の的
・日本が銅メダルに輝いたフィギュア団体戦の表彰式が急遽延期に。「法的な問題が生じた」ってなんだ
こうしたトラブルの続発に
私は20年前を思い出します
2002年アメリカで開催されたソルトレークシティ五輪に私はフジテレビ取材団の一員として派遣されているんです
ソルトレイクの街並みを見下ろして
「スポーツ実況をひとつもしたことがないスポーツ音痴の笠井が五輪取材なんて大丈夫か?」と局内では不安視する声がかなりありました
そして、競技がはじまってどうなったのか?
日本勢はお家芸のフィギュアもジャンプも苦戦続きで
スケート・スピードスケート男子500m・清水 宏保選手の銀1個と、
スキー・フリースタイル女子モーグル・里谷 多英選手の銅1個のみ
金メダルなしのメダル2個という結果になり、なかなかお伝えするニュースがありませんでした
ジャンプの取材
ところが❗️
今回のようにトラブルが続出したのです
・フィギュアスケートのペア競技で「審判員に不適切な行為があった」とIOCが2位のチームにも金メダルを授与
・ショートトラックでは、転倒や判定トラブルが多発し、この年も韓国失格の判定が大問題に。これをきっかけにビデオ判定を採用
さらに、開催地アメリカ寄りと見られたジャッジが目立ったことから、「アメリカの、アメリカによる、アメリカのための五輪」なんてマスコミに揶揄されたりしました
そう、私は、演技や競技の解説よりも、毎日、ルールやジャッジミスの解説を行うことになりました
当時はスタジオでの細かな解説といったスタイルがあまりなく、「現地で私が難しい問題を分かりやく解説しろ」と
これって私の得意技!!
結果、無事に取材と解説を終え帰国することができました
しかし、オリンピックの取材って非常に楽しいんです
ただ冬季は寒いので、ホントに大変です
ソルトレークの開会式は氷点下20度の客席で取材をして、体が凍るかと(笑)
現地でがんばってる選手の皆さんとともに、
報道人にもエールを送ります
でも…時差がないからいいよね
ソルトレークは昼夜逆転で、ほとんど寝れなかったんです(笑)