すばらしい!
米国アカデミー賞のノミネーションが行われました
「ドライブマイ・カー」が、
作品賞、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞(旧外国語映画賞)の
4部門にノミネートされました!
何が凄いって、アカデミー賞94年の歴史の中で
日本作品が作品賞にノミネートされたのは史上初めてなんです
黒澤明監督の作品であっても作品賞ノミネートはありませんでした
プチ自慢ですけれども、
映画紹介番組「男おばさん」でも
先日のキネマ旬報授賞式でも、
ラジオの「くにまるジャパン極」でも、私は「ドライブ・マイ・カー」の作品賞ノミネートは確実と話していたのです(^_^)v
もうこれだけでも大ニュースです
オリンピックと同じくらい大ニュースです
それだけではありません
監督賞に濱口竜介監督がノミネートされました
こちらは黒沢明監督の「乱」以来
36年ぶり
脚色賞は史上初のノミネート
そしてそして、以前は外国語映画賞と呼ばれていた国際長編映画賞は「万引き家族」以来3年ぶりのノミネートです
こちらは、あの「おくりびと」以来13年ぶりに受賞すると断言させてください
先日、私が司会をしたキネマ旬報授賞式でも「ドライブ・マイ・カー」は5冠でした
式典の最後はアカデミー賞壮行会のような流れになりました
濱口監督とその時、話をしたのですが、
「なぜ海外でこの物語がこんなにも受けるのか?」
と聞いたところ、
「『喪失』と言うテーマが普遍的に海外の人に受け入れられているのではないか」と言う見方をしていました
ブログやInstagramでも何度も言ってますが、日本の皆さんはもっともっと濱口竜介監督に注目しなきゃです
でもこれで、「ドライブ・マイ・カー」は今回のアカデミー賞大注目のアジア作品になりました
韓国映画「半地下の家族」のような状況になりつつあるんです
しかも「ドライブ・マイ・カー」は現在、劇場で上映中!
今、見なきゃですよ
かつてなく日本人にとって楽しみになった米国アカデミー賞
発表は日本時間の
3月28日(月)午前中です
アカデミー賞とは関係ありませんが、濱口監督の新作
「偶然と想像」も劇場公開中です
これも面白い作品ですよ!
キネマ旬報授賞式の濱口竜介監督
デイリースポーツより