北京冬季オリンピック見てますか?
 
日本の選手たち、ほんとに
がんばってますね
 
競技中の各選手の頑張りに興奮しますが、競技後のインタビューにも感銘を受けてしまうのです
 
メダルを取った選手
逃した選手
それぞれの思いがあります。
 
その中で、素直に今の心境を吐露している選手のコメントに心奪われてしまうんです
 
女子モーグルの住吉輝沙良選手は残念ながら、決勝の2回目に進めませんでした
 

gorin.jpより

 
 競技後、21歳の泣きながらのコメントに私は心が震えました
そのままここに採録します
 
私、4年間ずっと…うまく滑れても何も楽しくなくて…でも、今日、スタートに立ったときも、滑る前も4,5年ぶりくらいにすごく楽しくて……
 
本当にもう……ずっと何のために滑ってるのか?…何のために生きてればいいのか分からなくて………
でも本当に、今日滑れてよかったです
 
いま、書いていても涙がでてきてしまいそうです。
 
日本代表としてオリンピックを目指すことに、どれだけのプレッシャーと苦しみが伴うのか?
 
この住吉選手のコメントは全選手の思いを代表しているように思えるのです
 
そのインタビューは
 
さらに、見事、銅メダル🥉に輝いた男子モーグル堀島行真選手(24)は、競技後のインタビューでこんな話をしてくれました

 

フジテレビより

 

 

このメダルとか、最低限そういう結果が残らないと、なんか自分が競技をしていられないんじゃないか?とか、ネガティブな気持ちが多くて、4年間そうやってきて、きのうもやっぱりつらかったし、今日の朝もつらかったし、最後の一本滑りきるまで安心できなくて……
最後の一本 結果1位って出たときに、メダル確定した時にやっとほっとしたというか安心な気持ちになれたので、またここから、本当の夢はやっぱり金メダルなので、またここから競技頑張りたいと思います
 
このコメントはストレートにオリンピックアスリートの厳しさを表現しています
 
インタビューを見ているときに、私は涙していました
 
早稲田大学時代、レスポワールスキークラブに所属して、スキーに打ち込んできました。
こぶの急斜面や、エアがどれほど怖いのかよく知っているつもりです
 
もちろん私が体験してるのは「ゲレシュプ」という超ミニジャンプだけです
それでも怖くてしかたなかった
 
極限の状態で滑る・跳ぶモーグルの2選手のコメントが期せずして重なった
これは偶然ではないと思います
 
この厳しいプレッシャーと葛藤の中で闘っているモーグル以外の全選手にも心から声援を送りたいと思います
 
メダルだけがすべてでないと
 
スタート台に、リンクに、立っているだけで素晴らしいのですと…
 
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