皆さん、今日は何の日だかご存知ですか?

 

毎年24日は

世界対がんデー

World Cancer Dayです

 

 

 

 

がんのことを世界の皆さんに知っていただこう

 

周りの皆さんにより理解していただこう

 

そして、がん患者に対する治療や環境の整備を進めてもらおう

 

そういった意味合いが込められて

皆んなで考えましょうと言う日です

 

私は2年前この日を病室で向かえました

 

 

2年前、副作用辛かったです

 

1年前は、がん患者の1人として

ネクストリボンと言う、朝日新聞主催のイベントに参加させていただきました

 

 

 

オンラインで発信させていただきました

上野記者と

 

今日は、家族と一緒に自宅で平和に過ごしています

 

これから三男と体を動かしに外に出かけます

 

ステージ4のがんであっても

こうやって元の世界に戻していただけると言う幸せを実感しています

 

それはすべて、家族や私を支えてくださった友人や、そして何よりも先生や看護師さん医療関係の皆さんのおかげです

 

先日、滝野川もみじ小学校で

「命の授業」と言う私のがん体験を、小学校5年生6年生に伝える授業をさせていただきました

 

 

 

 

その全員の感想文が、きのう私のもとに届きました

 

 

 

 

 

 

 

もう感動しました

みんなしっかりと私の話を受け止めてくださいました

 

「がんは怖い

2人に1人、年間100万人、

そんなにたくさんの人ががんになるなんて知らなかった」

 

「死ぬ病気だと思っていたけど、がんは治ると言うことを初めて知った」

 

「ステージ4の笠井さんが元気に働いているのがびっくりした」

 

「絶対に直そう!負けない!と言う前向きな気持ちがとても大切だと言うことを教わった」

 

「お見舞いに行ってあげることがとても大事だということがわかった。オンラインでお見舞いをしてあげたいと思う」

などなどもうここには書ききれないくらい素敵な言葉が並んでいました

 

授業をさせていただいて本当に良かったなと思います

 

あと、タバコはがんに悪いから、大人になったら吸わないでね、と教えたんですけれども

 

「家族がタバコを吸っているので止めてもらうように言おうと思います」

 

そんな感想文も心に響きました

現実を知って受けて行動に移す…

それは私も一緒です

 

「コロナの時代はの入院は、インターネットで外とつながることが大切」

 

コロナ時代の患者の第一号として痛感したことです

 

今朝の朝日新聞は、がんの記事がたくさん掲載されています

 

その中で心を打ったのは

小児科病棟の病室Wi-Fi整備が進んでいると言う記事でした

 

こちらからご覧ください

 

 

 

 

 

私たち「#病室WiFi協議会」は昨年の9月に

全国のがんの拠点病院の病室無料Wi-Fi完備状況を調査し発表しました

 

小児がんのお子さんたちは長期入院にもかかわらず

コロナで家族とも長時間あえず

友達もお見舞い来られない

院内学級も閉鎖

と言う孤立に苦しんでいます

 

全国15ある小児がんの拠点病院で、無料病室Wi-Fiを完備している病院は当時わずか2しかありませんでした

 

 

 

多くののがん拠点病院や国立病院でも病室Wi-Fiが整備されていないことが明らかに

 

あまりにも嘆かわしい状況で、

私たちは厚生労働省に訴えました

 

今朝の朝日新聞を見ると

7つの病院で病室のWi-Fiは整備済か整備目前である」

 

昨年夏の調査から5つの小児がん拠点病院病院で病室Wi-Fiの整備が進んでいる現状が分かりました

 

「小児がん患者会ネットワーク」の皆さんが国に訴えてくださったことが大きな力になりました

 

一人ひとりの力が集まれば、国は動きますし病院も動いて下さるんです

 

私たち#病室WiFi協議会はわずか9人のメンバーですがこれからも全国1つでも多くの病院の病室にWi-Fiが導入されるよう活動していきたいと思います

 

日本人の2人に1人が、がんになると言う事はもう現実です

 

男性に限って言うと65%の日本人、

男性3人のうち2人はがんになるのです

 

と言う事は、

がんなる日本人は多数派

「なんで俺ががんに」と、私は告知の瞬間思いましたが

それは間違っているんです

 

「俺もがんになったんだな」

 

うろたえず、どういった治療を受けるか、今後の自分の人生をどうするかを冷静に考える必要があります

 

昨日は、霞ヶ関へ行ってきました

霞ヶ関ビルの隣にある霞が関コモンゲート、その1階ロビーの

ラベンダーリングの展覧会を見に行きました

 

 

 

がん経験者の方たちが、資生堂のビューティースタッフのみなさんに、プロのメイクをしてもらって、プロのカメラマンさんに写真を撮ってもらってポスターにしていただくと言う活動です

 

40人以上のがんサバイバー皆さんの写真が掲載されていました

 

 

 

 

皆さん本当に生き生きしています

「がんになったから諦める」?

今はその逆です

「がんになったからこうなれた」と言う人生を歩むことができる時代になっています

 

ありがたいことに私もその1人に選んでいただきました

 

 

 

#病室Wi-Fi協議会の仲間で日本骨髄バンク創設者の1人、大谷貴子さんの写真もあったので思わず撮影してメンバーにLINEしたりしました

 

 

 

がんはもう他人事ではないんですよね

 

ご家族や友人ががんになっても

「もう終わりだ」なんて思わなくていいです

 

確かに残念ながら天国に召されてしまう方もいらっしゃいます

 

それはとても悲しいことで、ご家族を失ってしまった皆さんには、なんと言葉をかけていいかわからない時があります

 

生きていることが何だか申し訳ない気持ちになることもあります

 

一方で、それ以上にたくさんの方が元の生活に戻って来ていると言う現実も知っていただきたいと思います

 

 

 

長くなってしまいました

 

24日世界対がんデーの今日

少し「がん」のことを考えてみてはいかがですか?

 

 

 

 

 

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