6月2日
今日は我が家にとって記念すべき30回目の結婚記念日でした。
 
結婚翌年から、毎年、披露宴をあげたホテルのレストランなどで夫婦で、最近は息子たちも一緒に、近所のレストランでお祝いは欠かさなかったのですが、
5年前の25回目、銀婚式の時は
当時の総理のあれこれで取材が入り、たいしたことができず
きっと妻をがっかりさせてしまったと思うので、30周年はちゃんとしなければなと思っていたんです。
 
まさかその時、自分がフリーアナウンサーになっているなんて考えもしませんでしたし、がんになるなんて、さらに思いもよらない想定外の事態。
 
人生ほんと何が起きるかわかりません。
 
去年12月に入院したときに、
「長ければ社会復帰まで1年」と言われ、
「結婚30年の時に病院にいたらどうしようもない。何とかそれまでには退院しよう」と、目標の1つにしていました。
 
今日それが叶って本当に嬉しいですし、安堵の気持ちでいっぱいです。
 
朝、注文していた記念の花が届きました。
 
30周年なので30本のバラ🌹。
妻は赤いバラが好きなので結構奮発しました。
 
午前中にそれを妻にあげようとすると、息子たちから
「今リモートワーク中だから
あげないほうがいいよ」
 
確かに。
すると昼になって、宅配便が届きました。
 
あわてて次男が2階に上がってきて「父さん、今あげたほうがいいよ。別の花が届いたから」
 
なに? 私以外に 、誰が?
 
あわててバラを手に1階に降りると、妻は喜んでくれました。
 
するとリビングには、届いたばかりの胡蝶蘭の鉢植えが。
 
「負けた」
 
そう思って送り主を見ると、
なんと私たちのお仲人さん。
 
何と言う事でしょう。
(↑テレビ朝日 ビフォーアフター風に)
 
30年前に仲人を務めてくれたフジテレビアナウンス部の上司が、私たちの結婚記念日を覚えていてくれてプレゼントしてくれたのでした。
 
感動です。
こういう人でありたいなとつくづく思いました。
 
夕食時に再びサプライズ。
息子が2階に持ってきてくれた食事です。
 

 
 
手作りタルタルソースがけの鶏南蛮とサラダは次男と三男が作ってくれて、
ひと口ステーキはトリュフの塩で
妻が焼いてくれました。
 
いやー絶品、
私は2階、家族は1階で、テレビ電話で会話をしながら食事をしました。
 
30年前の挙式はどうだったのか?
私の実家が教会に大幅遅刻をして、「反対されているんじゃないか」と、あらぬ心配をされてしまったことや、
遅れてきたおばあちゃん(私の母)が髪を振り乱しながら、
「ごめんねごめんね」
と泣きながら到着した話など、当時はハラハラしましたが、今となっては笑い話を、子どもたちに聞かせました。

遅刻の原因は高速の渋滞でした。
 
教会で挙式 わかーっ!
 
ホテルで披露宴
 


締めは妻が頼んでくれた記念のケーキです。
 
電気を消してろうそくに火をつけて、すると息子たちがいきなり
 

 
♪ハッピーバースデー
      トゥーユー
「いやいや違うだろー(笑)」
「じゃあ何歌うの?」
 
♪きよしーこの夜ー♪
 
「それはクリスマス❗️」
「てんとう虫のサンバは?」
と私が言うと
「なにそれ?」
「知らないの?
  ♪あなたと私が夢の国
   森の小さな教会で
   結婚式をあげました♪」
「もういいよ、きよしこの夜でいいよ」
 
丸いケーキにろうそくの火をつけると、何か歌わなくちゃいけない症候群ってやつですよね。
 
結局、なぜか、きよしこの夜をみんなで歌って(笑)、
「おめでとうー!」
「父さん一言」
「これまでありがとう。これからもよろしく」
 
まさかテレビ電話で、
30年分のお礼を言うことになろうとは!
病気+新型コロナウィルスで
忘れられない結婚記念日となりました。
 
なんかリモートワークの新しい時代っぽくも思えなくもないかな?(笑)
 
 
 
 
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