ついにこの時が来てしまいました

 

アナウンサーの新型コロナウイルス感染です

 

1ヵ月前、228日のブログ

【この国難に、病室から心配なこと】

、私は報道、情報番組の出演者がコロナに感染してしまう可能性について述べました

 

それでもなぜ、スタジオでマスクをしないのか

 

そんな事についても語らせてもらいました

 

当然、各局、各番組、相当な危機感を持って、感染予防対策を行ってきたのです

 

なぜなら、世の中に警鐘を鳴らし、これ以上感染を増やさないための"本拠地"1つがテレビ局であり、報道・情報番組であるからです

 

その中のトップクラスである「報道ステーション」のメインキャスターである富川悠太アナウンサーが感染してしまいました


テレビ朝日 公式ホームページより

取材現場で一緒になったことがありますが、私に気づくとわざわざこちらにやってきて、自己紹介をして挨拶をしてくれるような、礼儀正しいまっすぐな人です

 

テレビ朝日の発表によれば

富川さんは発熱した後に一度熱が下がったので、4日間そのまま番組に出演し続けたと言います

 

今出ている情報をそのまま受け取れば「一体何をやっているんだ」と思うのは当然です

 

ネット上には様々な批判の声も上がっているといいます

 

しかし、少し待って下さい

今発表されている情報はあまりにも少ないと思いませんか

 

考えてもみてください

 

毎日毎日、報道の最前線で、あらゆる情報に触れているアナウンサーが、コロナウイルスの危険性を毎日何千万と言う国民に伝えているアナウンサーが

4月に入って38度の発熱をした時に、周りに黙ったまま平然と会社に来てスタッフや出演者と打ち合わせをして

そのまま番組に出ると思いますか?

 

しかも、4月になって各局の報道番組、情報番組は「ソーシャル・ディスタンス」と言うことでスタジオ内の出演者を減らし

2メートルの間隔を開けて座ると言うスタイルを取り始めました

 

小倉さんが自宅から出演するようになったのも41日です

 

テレビ局全体の意識が強烈に高まった時期に、果たして富川さんは誰にも相談せずに自分の体調不良をひた隠しにしていたのでしょうか

 

この件に関して意見するのは

もう少し詳しい情報が出てきてからでも、遅くないと思います

 

 

もし今回、富川さんが落とし穴に落ちてしまったとしたら、1つ考えられる原因は

我々アナウンサーが持っている

「プロ意識」かもしれません

 

月曜から金曜の帯番組を担当している場合、我々アナウンサーが常に意識していること、それは

 

「休まず伝えること

 

私は「とくダネ!」を20年間担当しましたが、とにかく「休まない」と常に自分の中に強く念じていました

 

その結果、20年間の「病欠」は、

コンタクトをはがした時に角膜も一緒に剥がれてしまった際に休んだ1日と、

インフルエンザが流行っているときに発熱をし陰性と分かるまでの2日間

声帯ポリープの手術をした時の2週間だけとなりました

 

すべてはアナウンサーとしての"責任感"です

 

生半可な気持ちではダメ

プロとして毎日毎日伝え続けることが大切

そんな思いで働いていました

 

もちろん富川さんにも、強い責任感があったはずです

 

その責任感ゆえに、伝え続けなければと言う使命感のもとに

、発熱を押して番組に出演していたとすれば

今、最も後悔をして、最も反省をしているのはご本人だと思います

 

ただもう一度繰り返しますが

テレビ朝日が発表している情報があまりにも少ないのです

 

富川さんにも一定の非はあります

 

しかし

今この状況で、富川さん1人を責めるのはどうでしょうか

 

同業の身ゆえに「甘い」と言われそうですが…

 

 

ただ、今回のことで私たちは改めて学びました

 

とにかく発熱をしたら、家から出てはいけないこと

 

指定の機関に相談すること

そして、その指示に従うこと

 

発熱をしなくても

嗅覚障害、味覚障害、呼吸の乱れ

そうしたことを感じたら

即、会社を休むこと

 

それが同僚、仲間、会社、社会を守ることなのです

 

そして、今は可能な限り

 

#うちで過ごそう

 

外出を控えましょう

、各地の商店街が、むしろいつもより人が多いと言う現象が起きているそうですね

 

「少しは子供に外の空気を吸わせたい」

 

それが混み合っているスーパーと言うのは、少し考えれば、良くないとわかると思うのです

 

今はとにかく我慢です

 

#セルフロックダウン です

 

まだ読んでない方は

ぜひ三浦知良選手のこの言葉を噛み締めてください

 

 

 

 

http://www.kazu-miura.com/column/detail/?article=301

 

【拡散】よろしくお願いします

 


最後に、富川さん

ぜひともあなたの貴重な体験を、

世の中のために発信してください


今、最も必要な情報の1つが

コロナウイルスに感染した皆さんの経験談と世の中への警鐘です


辛い面もあるかと思いますが

それが入院中のあなたの

"仕事"であり"責任"だと思います


これは、入院中の私だから言えることかな?


早く良くなってくださいね

 

輸血をしてもらい、体力回復へ

 

#セルフロックダウン

#うちで過ごそう

#病院の皆さんありがとう

#働いている皆さんありがとう

#働けない方に支援を

 

 

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